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ルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』(57)を久々に観直しました。
観たのは先日購入した紀伊国屋書店のDVDです。
このDVDは、ニューマスターを謳っていますが、画質はベストとは言えないまでもまずまずの仕上り。
この作品を観たのは今回で3~4回目ぐらいでしょうか。
当然結末は分かっていますが、それでも充分楽しめました。
キャストの魅力、無駄のない絶妙なまでの展開など、今さら言うまでもないことですが、改めて傑作だと感じました。
今回観て気に入ったシーンをいくつか。
エレベーター内のモーリス・ロネがタバコの箱に火をつけ、エレベーターの高さを調べるために、下に落とすと、火のついたタバコの箱がゆらゆら落ちていくシーン。
高速道路のシーンすべて。
ジャンヌ・モローの独特の歩き方。
殺人事件を描いた映画なのに、殺人シーンをあからさまに描いていないこと。
出番は必ずしも多くないものの、刑事役のリノ・ヴァンチュラの皮肉が効いた存在感。
モーリス・ロネの男前ぶり。
などなど…です。
マイルス・デイヴィスの音楽も有名ですが、彼によるこの映画のサントラは、マイルスの多くの名盤中でもとりわけ好きなものの一つです。
アンリ・ドカによる素晴らしい映像美も堪能しました。
なお、以前このブログでも紹介した、この作品に関連するルイ・マルのインタビュー記事はこちら。
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マサヤ
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男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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