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久々にメルヴィル本『サムライ―ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』(ルイ・ノゲイラ著 井上真希訳 晶文社刊)の話題。
今さら言うまでもありませんが、この本はインタビュー形式でメルヴィルの生の肉声を活字化した、ファンにとってはまことに貴重な本です。
日本語版は2003年に出版されましたが、この本がなければ、私のファンサイトもこのブログも存在しなかったでしょう。
一部では著者ノゲイラ氏の質問のツッコミが浅いとか批判もあるようですが、初版本はメルヴィルの生前(1971年11月)に出版されていますから、内容は当然メルヴィル自身チェックを入れているはずで、ノゲイラ氏が活字化を希望した問答に対して、メルヴィル本人が許可を出さなかったという可能性も否定できないでしょうし、実際そういった例は少なくないものと思われます。
それを思えば、一概にノゲイラ氏だけを責められるわけでもありません。
むしろ、この本が世に存在することを(しかも日本語版が!)深く感謝したいと私は思います。
ところで、この本がamazonで中古価格が高騰していましたので、もしや絶版?と調べてみたのですが、e-honでは“現在取扱いできません”、楽天ブックスでは“品切れ”、セブンネットショッピングでは“絶版重版未定”と表示されていますので、まことに残念ですが、既に絶版なのかもしれません。
肝心の出版元の晶文社のページにハッキリと絶版と表示されているわけではないので確信はありませんが。
私がネット上で調べた中ではブックサービスではまだ取扱いがあるようです。
このブログをご覧になるような皆様はほとんどの方がすでに所有されていると思われますが、もしまだお持ちでない方があれば、まだ書店に在庫が置いてある可能性もありますので、早めのご購入をおすすめいたします。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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