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この映画に関しては以前一度レビューを書いている。(リンク)
その時よりも今回の方が楽しんで観れたかもしれない。
それにしても、映画を観る幸福ここにあり。
最高の西部劇としか言いようがない。
終わるのが惜しいと思う映画を観たのは久しぶりかも。
ストーリーも面白いが、ところどころのホークス演出にもしびれる。
主役の3人(ジョン・ウェイン、ディーン・マーチン、リッキー・ネルソン)も素晴らしい。
ただ、アンジー・ディッキンソンは初めてこの作品を観た頃に比べると多少あざとい感じの女に見えてしまった。
充分に魅力的ではあるが・・・。
最近やたらと西部劇が観たくなり、短期間にまとめて10本ほど観た。
最初の方に観たものは記憶も薄れつつあるが、できるだけメモを残しておきたい。
この映画は1970年の製作でハワード・ホークス監督の遺作となってしまった作品だが、遺作とはとても思えない。
まったく息つく暇も無い面白さだ。
ジョン・ウェインはさすがにちょっと老けた印象だが、まだまだ若々しい。
カラーの撮影も見事で、これを活かしきったブルーレイの画質も素晴らしい。
期日は12月17日から1月13日までで、上映予定作品は24作品(デジタル上映)。(リンク)
これはとても楽しみな企画。
私自身、ホークスの作品は観ていない作品の方がはるかに多いのですが、それでもこれまで観た作品を思い起こすと、その明快でシャープな作風にたまらない魅力を感じますね。
このラインアップを見ますと、未見の作品はもちろん、『暗黒街の顔役』『ヒズ・ガール・フライデー』『三つ数えろ』『赤い河』等、DVD含め観直したい作品が目白押しですね。
発売日は6月8日。
同時にデルマー・デイビス監督、ハンフリー・ボガート主演の『潜行者』、ジョン・ヒューストン監督、ハンフリー・ボガート主演の『キー・ラーゴ』も国内ブルーレイ化されます。
言うまでもなく、3作ともローレン・バコールとの共演作。
我が最愛のノワール『マルタの鷹』も早くブルーレイ化を!
ハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』を国内盤DVD(ジュネス企画)で観た感想。
『SCARFACE』(32年)
監督:ハワード・ホークス
脚本:ベン・ヘクト
撮影:リー・ガームス、L・W・オコンネル
出演:ポール・ムニ、ジョージ・ラフト、アン・ドヴォラック、ボリス・カーロフ、カレン・モーリイ、ヴィンス・バーネット、オズグッド・パーキンス、C・ヘンリー・ゴードン
再見。
何度も観ている映画だが、久々に観直して、こんなに凄い映画だったのかと驚嘆した。
もともと画質確認のために観始めたが、あまりに面白くて結局最後まで観てしまった。
なんというドライでシャープな描写の数々なのだろうか。
主演のポール・ムニは一世一代の熱演でもちろん良いのだが、なんといっても特筆すべきはジョージ・ラフトのカッコ良さだろう。
ちなみに以前IVCから出ていたDVDも観ているが、画質的にはおそらく今回のジュネス企画の方がいくらかマシだったように思う。
それでもまだ不満は残るが…。
なにしろ古い映画だからしようがない気もするが、いつかこの映画を高画質で観るのが夢なので、紀伊国屋レーベルあたりからブルーレイの発売を期待したい。
例によって価格は高いだろうが、この映画なら間違いなく買うだろう。
ハワード・ホークス監督の『コンドル』を国内盤DVDにて観た感想。
『ONLY ANGELS HAVE WINGS』(39年)
監督:ハワード・ホークス
脚本:ハワード・ホークス、ジュレス・フォースマン
撮影:ジョセフ・ウォーカー
音楽:モリス・W・ストロフ
出演:ケーリー・グラント、ジーン・アーサー、リチャード・バーセルメス、トーマス・ミッチェル、リタ・ヘイワース
初見。
南米のバランカを舞台にヒコーキ野郎たちの友情を描いた作品。
大傑作とまではいかないが、これはなかなかの傑作。
内容も面白く、さすがにハワード・ホークス監督は物語のツボを押さえている。
ケーリー・グラント演じる航空会社の経営者兼パイロットのジェフは、どちらかというと冷たい男で、一般的なケーリー・グラントのイメージとは異なるが、ここでは説得力のある演技を見せている。
映画の前半で物語を引っぱるジーン・アーサーは、後半は男たちの友情物語に押されて(?)あまり目立たないが、内容が内容だけに仕方ないか。
トーマス・ミッチェルが人間味のある好演技を見せている。
ブレイク前のリタ・ヘイワースがグラントの昔の恋人役で出ているが、出番は短いながら、すでに彼女らしい個性が出ており魅力的である。
ハワード・ホークス監督の『リオ・ブラボー』を国内盤DVDで観た感想。
『RIO BRAVO』(59年)
監督・製作: ハワード・ホークス
脚本:ジュールス・ファースマン、リー・ブラケット
撮影:ラッセル・ハーラン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:ジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン、アンジー・ディキンソン、ウォルター・ブレナン、ウォード・ボンド、ジョン・ラッセル、クロード・エイキンス、ハリー・ケリー・Jr
再見。
久々に見直してみると、少々長すぎる印象はあるが、以前紹介した同じハワード・ホークス監督の『エル・ドラド』ほどではないものの、この作品もさすがに面白い。
保安官役のジョン・ウェインの男気溢れるキャラクターも相変わらず気持ち良いし、その補佐役のウォルター・ブレナンにもなんともいえない枯れた味がある。
ディーン・マーティンとリッキー・ネルソンの歌のシーンもいい。
また、ヒロイン役のアンジー・ディキンソンが素敵だ。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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