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ハワード・ホークス監督の『エル・ドラド』を国内盤DVDで観た感想。
『EL DORADO』(66年)
監督・製作:ハワード・ホークス
脚本:リー・ブラケット
撮影:ハロルド・ロッソン
音楽:ネルソン・リドル
出演:ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・カーン、アーサー・ハニカット、エドワード・アズナー、ミシェル・ケリー
面白い。
テキパキと進むホークス流(?)のストーリー展開が見事である。
ジョン・ウェインがいいのは当然として、ロバート・ミッチャムがそれに劣らぬ存在感を見せ付けているのに驚かされる。
若きジェームズ・カーンがまた素晴らしい。
フランク・シナトラのキャピトル時代のアレンジャーとしても著名なネルソン・リドルのスコアも印象的。
ハワード・ホークス監督の『三つ数えろ』を国内盤DVDで観た感想。
『THE BIG SLEEP』(46年)
監督・製作:ハワード・ホークス
原作:レイモンド・チャンドラー
脚本:ウィリアム・フォークナー、リー・ブラケット、ジュールス・ファースマン
撮影:シド・ヒコックス
音楽:マックス・スタイナー
出演:ハンフリー・ボガート、ローレン・バコール、ジョン・リッジリー、マーサ・ヴィッカーズ、レジス・トゥーミイ、ペギー・クヌードセン、ドロシー・マローン、イライシャ・クック・ジュニア
再見。
レイモンド・チャンドラー原作のハードボイルド小説『大いなる眠り』の映画化作品。
何度観てもすばらしい。
シャープなストーリー展開、雰囲気描写がなんとも見事。
会話もウィットに富んでいて粋である。
何度観てもストーリーは複雑で分かりにくいが、たとえストーリーが分からなくても楽しめてしまうのがこの映画の凄い(?)ところ。
キャストも主演のハンフリー・ボガート、ローレン・バコールが良いのは当然として、脇役が充実しているのもこの作品の大きな魅力。
マーロウの友人の刑事やジョー・ブローディ役の俳優、マース役の俳優ら、いかにもチャンドラーの作品世界に合った雰囲気を持った俳優が起用されていると思う。
マーロウにガイガーの情報を提供する古本屋の女(ドロシー・マローン)の色っぽさもいい。
また、個人的にはちょっとだけ登場するイライシャ・クック・ジュニアが短い登場シーンながら持ち味を出しているのが嬉しい。
『赤い河』は西部劇の傑作。
ストーリーの面白さはもちろん、とにかくスケールの大きさに圧倒される。
ジョン・ウェインが良いのは当然として、モンゴメリー・クリフトが想像以上に良かったし、ヒロイン役のジョーン・ドルーの絡み具合も絶妙。
全く古さを感じさせない粋な映画。
ハワード・ホークス監督のシャープでドライな演出が良く、主演のケーリー・グラントとロザリンド・ラッセルの二人がなんとも魅力的。
特に、ロザリンド・ラッセルはスタイルや美貌も全然古くないし、あのマシンガントークは凄すぎる。
疲れている時に観たい映画ではないが…。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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