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ニコラス・レイ監督の『ビガー・ザン・ライフ』を国内盤DVD(紀伊国屋レーベル)で観た感想。
『BIGGER THAN LIFE』(56年)
監督:ニコラス・レイ
脚本:シリル・ヒューム、リチャード・メイボーム
撮影:ジョセフ・マクドナルド
音楽:デヴィッド・ラクシン
出演:ジェームズ・メイソン、バーバラ・ラッシュ、ウォルター・マッソー、ロバート・サイモン、ローランド・ウィンタース、クリストファー・オルセン
初見。
テレビ放送された際は『黒の報酬』という邦題だったらしいが、映画本編を見ると、このタイトルはピンとこない。
それにしても、この作品はとんでもない傑作だ。
病気で体調を崩した男が、医療薬の過剰摂取によって精神のバランスを崩してしまう話で、言葉にすると面白くもなんともないが、ニコラス・レイ監督の並外れた演出力によって恐ろしいくらいの出来栄えの映画となっている。
パッと見、美しいカラー映画なので(特に前半)、一見ノワール的要素は薄いように感じられるが、観終わってみるとこれもフィルム・ノワールの傑作群に入れてよいのではないかと思ってしまう。
音楽の相乗効果も抜群。
ただ、公開時当たらなかったらしいが、それは分かる気がする。
製作も兼ねたジェームズ・メイソンが名演で、妻役のバーバラ・ラッシュも美しく魅力的。
友人役のウォルター・マッソーもいい。
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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