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最近出たばかりの本で、書簡集のようなタイトルですが、本屋でチラッと見た感じでは山田宏一氏によるトリュフォーの評伝でした。
内容はかなり面白そうですが、個人的にトリュフォー映画への関心が薄れてきているので買うかどうかは微妙なところです。

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ラリー・ピアース監督の『ある戦慄』を国内盤DVDで観た感想。

THE INCIDENT』(67年)
監督:ラリー・ピアース
脚本:ニコラス・E・ベア
撮影:ジェラルド・ハーシュフェルド
音楽:テリー・ナイト
出演:トニー・ムサンテ、マーティン・シーン、ボー・ブリッジス、セルマ・リッター、ブロック・ピータース、ルビー・ディー、ドナ・ミルズ

初見。
深夜のNYの電車内における出来事を描いた密室劇なのだが、これは凄い映画だ。
題材の感じからいって、観て不快な思いをするんじゃないかと覚悟していたのだが、そういう要素があることはあるにせよ、内容のあまりの面白さにそれどころではなかった。
映画の構成もお見事としかいいようがないし、俳優たちの演技の上手さ、そしてモノクロ撮影の美しさも特筆モノである。
何より、乗客一人一人の性格、特徴を短い描写の中にクッキリと浮き彫りにする技量たるや並みのものではない。
音楽もドキドキ感を盛り上げて効果的。

マイケル・マン監督の『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』を国内盤DVDで観た感想。

THIEF』(81年)
監督・脚本:マイケル・マン
撮影:ドナルド・ソーリン
音楽:タンジェリン・ドリーム
出演:ジェームズ・カーン、チューズデイ・ウェルド、ウィリー・ネルソン、ジェームズ・ベルーシ、ロバート・プロスキー、トム・シニョレッリ

初見。
ジェームズ・カーンの主演作はこれといって観た記憶がないが、これは評判に違わぬ傑作である。
いろいろと雑多な要素を扱いながら、2時間キッカリに手際よく見せたマイケル・マンの脚本、演出が光る。
あまりに中身が濃いので、2時間半くらいの映画を観たような気分になったくらいである。
なにより主人公の役柄がジェームズ・カーンのキャラクターににピッタリで、観る者をぐいぐいと惹き付ける魅力がある。

タンジェリン・ドリームのシンセを用いた音楽も効果的だった。
ラストの音楽はまるでピンク・フロイドの『コンフォタブリー・ナム』のようだが、これはこれで映画によく合っていた。

マイケル・ウィナー監督の『メカニック』を国内盤DVDで観た感想。

THE MECHANIC』(72年)
監督:マイケル・ウィナー
脚本:ルイス・ジョン・カリーノ
撮影:リチャード・H・クライン
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:チャールズ・ブロンソン、ジャン=マイケル・ヴィンセント、キーナン・ウィン、ジル・アイアランド、リンダ・リッジウェイ

初見。
マイケル・ウィナー監督×チャールズ・ブロンソン主演によるアクション映画で、いかにも70年代というような空気感が心地良い映画。
もちろん内容も面白い。
ブロンソンがクールな殺し屋を演じていて魅力的。
ジャン=マイケル・ヴィンセントとの師弟関係の描かれ方もなかなか。
後半のアクションも若干出来過ぎの感もあるが楽しめる。
ラストも良。

メルヴィルのファンサイトを10ヶ月ぶりに更新しました。
フランスで昨年12月に発売された『サムライ』のブルーレイ&DVDの2枚組(HDマスター修復版)DVDのページで紹介しています。
もっと早く紹介したかったのですが、生来の怠け癖ゆえ遅くなってしまいました。
そうこうしている間に、他にも『モラン神父』『影の軍隊』『仁義』の各クライテリオン盤ブルーレイなど、紹介したいものはたまる一方です。
これらをすべて紹介できるのはいつになるのやら。

ホセ・ルイス・ゲリン監督の『シルビアのいる街で』を国内盤DVDで観た感想。

DANS LA VILLE DE SYLVIA』(07年)
監督・脚本:ホセ・ルイス・ゲリン
撮影:ナターシャ・ブライエ
出演:グザヴィエ・ラフィット、ピラール・ロペス・デ・アジャラ

初見。
極めてシンプルなストーリー?の映画であり、舞台となったフランスの古都ストラスブールが魅力的に撮られていたので観ていて思ったよりは退屈しなかったが、かといって特別面白いとも思わなかった。
斬新といえば斬新な手法の映画だが、斬新なだけでは物足りない。
いかにも“狙った”感の強い描写が多すぎないだろうか。

“シルビア”役の女優ピラール・ロペス・デ・アジャラは写真で見るより美しかったが、主演男優グザヴィエ・ラフィットは正直なところあまり好きなタイプではない。
その点もこの映画に素直に乗れなかった理由の一つか。

20thアニバーサリー フランス映画祭が6月21日~24日に有楽町朝日ホールTOHOシネマズ日劇で開催されるが、その上映作品の中から、ノワール好きとしてはオリヴィエ・マルシャル監督『そして友よ、静かに死ね』に注目したい。

オリヴィエ・マルシャル監督といえば、『あるいは裏切りという名の犬』や『やがて復讐という名の雨』といった作品が日本でも公開されたり、DVDで発売されたり(レンタルもあり)と、昨今の本邦における厳しいフランス映画事情の中では比較的恵まれた(?)存在だが、今回も監督作品が上映されるのはまずはめでたい。

ただ、邦題はどこかで見たようなタイトルで主催者側のやる気のなさが伝わってくるようだ。
肝心の上映日時は6月23日(土)21時15分からTOHOシネマズ日劇での1回のみ。
私は残念ながら行けそうにないが・・・。

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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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