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松田聖子のニューシングル『永遠のもっと果てまで/惑星になりたい』(両A面)がついに発売になりました。
言うまでも無く、作詞松本隆、作曲呉田軽穂(ユーミン)、編曲松任谷正隆による31年ぶりとなる奇跡のコラボ作品です。(『惑星になりたい』の編曲は中田ヤスタカ氏)

約ひと月ほど前に初めて『永遠のもっと果てまで』を聴いた時はこのメンツの作品としては正直弱いと思いました。
あまりにも期待が大きすぎたのかもしれませんが、♪生きてるって素晴らしい♪等、聖子さん自身の近年の歌詞とさして変わりばえのない松本さんの歌詞、今一つ盛り上がりに欠けるユーミンのサビメロ等、私の希求するこのメンツの楽曲のイメージとはかなりの違いがあったのです。

しかし、それから先行配信を購入したり何度も繰り返し聴くうち、この『永遠のもっと果てまで』という曲がどんどん好きになっていきました。
松本さんの歌詞は、全体を通して聴けばジワジワ心に沁みてくるような、さすがに深みのあるものですし、ユーミンの曲は最初から最後までなんとも品のあるメロディの流れがあり、聖子さんの丁寧な歌と相まってえにも言われぬ格調の高さを感じさせます。

そして、松任谷正隆氏のアレンジがなんとも素晴らしい。
ツインギターのハーモニーとストリングスの絡みが、スケール感のある透明な音の世界を表現しています。

全体として、現在の聖子さんの年齢にも見合いながら、若々しさ、瑞々しさも感じさせるという、絶妙としか言いようの無い、奇跡的なバランスのとれた作品に仕上がっています。
本当に何度聴いても飽きない、素晴らしい作品だと思います。

テレビでは、先日もミュージックフェアで披露され、昨晩はNHKのSONGSの松本隆特集でも披露されましたが、とりわけSONGSにおける聖子さんの歌唱が実に素晴らしかった。
本当に曲に敬意を持って心を込めて歌っていることが伝わってきましたし、高音の伸びも素晴らしく、CDで聴くより作品が魅力的に響くという、いかにも聖子さんらしい稀有な才能を見事に発揮していました。
なによりファンとしては、その気になれば聖子さんの声がまだまだ出ることに大いに安心しました。(間違いなく生歌でした)

また、カップリングの『惑星になりたい』は、作詞松本隆、作曲呉田軽穂は変わりませんが、中田ヤスタカ氏の編曲が新鮮で、"エレクトロポップ"とでもいうべき新たな聖子さんの世界を表出しています。
曲想としてはクラブ系の楽曲の多い02年発表のアルバム『area62』(SEIKO名義)に近いかもしれませんが、ソリッドなイメージの強い『area62』よりも『惑星になりたい』の方がより遊び心があり、このメンツであえて冒険を冒す意欲に驚かされました。

現在、『永遠のもっと果てまで/惑星になりたい』のCDは4種類が発売されていますが(一つはカセットテープ)、私はDVD付のものと特製ジャケット仕様のものと2種類購入しました。
DVDに収録されている『永遠のもっと果てまで』のプロモーションビデオはもうちょっと予算を掛けられなかったのか?という疑問が沸くような内容でしたが(バレエシーンは曲想に合っているとは思えない)、特製ジャケット仕様のものは昔のEPと同じサイズ感がかえって新鮮で、中に封入されているミニポスター、ブロマイドも往年のファンにはニヤリとするような出来栄えでした。

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ベルナルド・ベルトルッチ監督のあの名作『暗殺の森デジタル・リマスター版が10月31日より新宿・武蔵野館にて1週間の限定レイトショー!とのことです。
公式サイト)(この映画について以前書いた記事

この映画のブルーレイもちょっと前に買いましたが、まだ観ていません。
ブルーレイもいいですが、撮影監督ヴィットリオ・ストラーロの目も眩むばかりの映像美がなんといっても印象的な映画ですから、一度はスクリーンで観たいですね。

ところで、ジャン=ルイ・トランティニャンといえばコンスタンタン・コスタ=ガヴラス監督の『Z』もそろそろブルーレイで再発されませんかね。
廃盤となった国内盤DVDは相変わらずのプレミア価格ですが、私は運良く所有しています。
映画としては娯楽性の強い『Z』の方が『暗殺の森』より好きかもしれません。

ジャン・エルマン監督の『さらば友よ』の国内盤ブルーレイが12月18日に発売されます。

なんと世界初ブルーレイ化ということですが、内容はブルーレイ(インターナショナル・バージョン)とDVD(フランス・バージョン)の2枚組仕様で、DVD(フランス・バージョン)には『ゴールデン洋画劇場』(1975年1月31日)版日本語吹替音声が収録されているとのことです。

つまり、フランス・バージョンはDVDでブルーレイではありません。
また、吹替版もDVDでブルーレイではありません。
正直なところ、このあたりは残念ですね。

ブルーレイにはジャン・エルマン監督のインタビュー映像も収録されているようです。

Free Soul SHM-CD Collection”第一弾としてカーティス・メイフィールドのアルバム『カーティス』、『カーティス/ライヴ!』、『バック・トゥ・ザ・ワールド』の3枚が発売されていたので、さっそく『バック・トゥ・ザ・ワールド』を買ってきて聴いてみた。

バック・トゥ・ザ・ワールド』は昨年ようやくデジタル・リマスター廉価盤が発売になったが、長らくリマスター盤が発売されず、あまり良いとは言えない音質で聴かざるをえなかった。
そのリマスター廉価盤は買いそびれていたので、今回SHM-CD化したリマスター盤が比較的安価(1300円+税)で発売されていたので飛びついた次第。

気になる音質はブラスセクションやベースなどが随分ハッキリと聴き取れるようになったという印象。
その意味ではリマスター効果は出ていると思う。
ただし、カーティスのヴォーカルの音像は、もともとの録音の関係なのか、あまり鮮明に立ち上がってくるという印象ではない。
簡単に言うと、楽器のサウンドの奥に隠れてしまっている感じ。
その点がなんとも惜しい。
カーティス自身のプロデュース作なので、あえてそのような音作りをしているのかもしれないが・・・。

内容は言うまでも無く名盤。
特にタイトル・トラックの『バック・トゥ・ザ・ワールド』は、何度聴いても感動してしまう正真正銘の名曲。
他の曲も楽曲、演奏、ヴォーカル、いずれも一級品である。

あと、カーティスでは個人的に『バック・トゥ・ザ・ワールド』と並ぶ最高傑作の一枚と思っている『ガット・トゥ・ファインド・ア・ウェイ』を一日も早くリマスター、再発して欲しい。
こんな名盤が廃盤状態とはなんということか。
これはもう本当にどうにかして。

突然のビッグ・ニュースです。

アンスティチュ・フランセ東京にて、東京国際映画祭提携企画「アラン・ドロン特集 唯一無二、そしてその分身」の開催が決定しました。(リンク)(チラシPDF

期間:10月23日(金)〜11月1日(日)
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ

【上映作品】
・『太陽がいっぱい』 (1959年/監督:ルネ・クレマン)
・『黒いチューリップ』(1963年/監督:クリスチャン=ジャック)
・『冒険者たち』(1967年/監督:ロベール・アンリコ)
・『サムライ』(1967年/監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
・『太陽が知っている』(1969年/監督:ジャック・ドレー)
・『仁義』 (1970年/監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
・『リスボン特急』(1972年/監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
・『パリの灯は遠く』(1976年/監督:ジョゼフ・ロージー)

【上映スケジュール】
10月23日(金) 19:00『パリの灯は遠く
10月24日(土) 12:00『太陽がいっぱい』 15:00『仁義』 18:30『太陽が知っている
10月25日(日) 12:00『太陽が知っている』 15:30『仁義
10月30日(金) 19:00『仁義
10月31日(土) 12:30『冒険者たち』 15:30『黒いチューリップ』 18:30『リスボン特急
11月01日(日) 11:30『リスボン特急』 14:00『サムライ』 16:30『パリの灯は遠く』※上映後トークショーあり(ゲスト:中原昌也)

いずれも日本語字幕(『仁義』のみ英語字幕)

なんと8作中3作がメルヴィル監督作
ドロン主演の3作品がすべて上映されるのはかなりの驚きですね。
サムライ』は1回きりの上映となりますので競争率高そうです。

ブルーレイ化を密かに熱望している作品として、マーティン・ブレスト監督の『ミッドナイト・ラン』(88年)がある。
ロバート・デ・ニーロチャールズ・グローディンのコンビぶりが最高に笑えて泣ける、本当に面白い映画だが、どうしてブルーレイにならないのか不思議でしょうがない。(とりわけラストが最高)

もちろん、DVDも持っていたが、幼馴染の友人にスタンリー・キューブリック監督の『現金に体を張れ』(56年)と2枚貸したまま長いこと返ってこない。
絶対に面白い映画として自信を持って貸したにもかかわらず、この仕打ちは酷い。
返して欲しいが、なんとなく彼の手元には既にないような予感がする。

そういえば『現金に体を張れ』もなぜかブルーレイが出ていない。
言うまでも無くアメリカの生んだ最高のフィルム・ノワールの一本だが、こんな名作がブルーレイにすらならないとは本当にどうしたものか。

とここまで書いたら無性にこの2本の映画が観たくなってきた。
どちらもツタヤに行けばいくらでも置いてある映画だが、もともとDVDを持っていたのにレンタルするのも癪に障る。
やはりブルーレイで観たいものである。


2013年に渋谷シアターイメージフォーラム他で特集上映された「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」の3作品がブルーレイ、DVDとなって発売中です。

●『ベルヴィル・トーキョー』(2011年)エリーズ・ジラール監督
●『スカイラブ』(2011年)ジュリー・デルピー監督
●『グッバイ・ファーストラブ』(2011年)ミア・ハンセン=ラブ監督

いずれもフランスの女性監督の新作。
スカイラブ』にはあのベルナデット・ラフォンエマニュエル・リヴァも出演しているようです。
なお、ベルナデット・ラフォンは2013年に残念ながら亡くなっています。

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テンプレ作った人:おみそ
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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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