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TOHOシネマズシャンテで開催されているゴダール映画祭2010で『フォーエヴァー・モーツァルト』を観てきました。

フォーエヴァー・モーツァルト』『FOR EVER MOZART』(96年)
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:クリストフ・ポロック
音楽:ケティル・ビョルンスタ、デイヴィッド・ダーリング他


初見。
96年の作品ということで、観る前からある程度想像はできたのですが、やはりゴダールらしい難解さが全編を覆った映画です。
タイトルのわりに、モーツァルトを主題とした映画でもありません。(最後にちょっとだけモーツァルトの音楽が登場)
そこはまあ、何か深い意味があるのでしょうが。

しかし、決して観る者を突き放している映画という印象はありません。
ところどころにえにも言われぬ美しい絵が潜んでいます。
(おそらくは)無名の俳優たちもどこか妙に味があります。
映画の展開はかなり強引な印象ですが、その映像の説得力はやはり大したものです。

こんな無茶苦茶な映画、ゴダールが監督じゃなかったら観なかったろうな…と観ている間中感じていましたが、考えてみれば、ゴダール以外の誰がこんな凄い映画を撮れるでしょう?
決して好きな映画というわけではありませんが、映画の出来そのものには圧倒された、そんな気分です。

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フランス映画、ジャズ
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フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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