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8月23日、ZEPPなんばにマイケル・シェンカー・フェストのライヴに行ってきた。
なぜに大阪かというと、たまたまこの時期大阪で仕事があり、その時期にちょうどマイケル・シェンカーのライヴが運良くあった、ということ。
実はマイケル・シェンカーのライヴに行くのは今回が初めてである。
マイケル・シェンカー自体は82年の『飛翔伝説』から聴いており(私が初めて買ったハードロック、へヴィメタル系のレコードだった)、当然のことながら、その頃は大ファンだった。
MSGからのコージー・パウエルの脱退、グラハム・ボネットの脱退といったショッキングな出来事もリアル・タイムで経験してきた。(ネットのない当時は音楽雑誌が情報源)
ただ、マッコリー・シェンカー・グループ以降の彼の音楽はほとんど聴いていない。
80年代半ばくらいからクラシック、ジャズといった他ジャンルの音楽を聴くようになってから、ハード・ロック系の音楽はアイアン・メイデン等ごく限られたものしか聴かなくなり、マイケル・シェンカーの音楽はそこから弾かれた形になってしまったのだ。
それでも、私にとっては”伝説の人”の一人だから、これまで何度か来日公演に行こうかと思ったことはあった。
しかし、どうにもタイミングが悪く機会がなかったところに、今回の来日公演のニュース。
記事を読んでビックリ、なんと来日メンバーの中にグラハム・ボネットの名が!
グラハムといえば、MSG、レインボー世代の我々には、まさにカリスマ・ヴォーカリストであり、やはりこれまで一度も生のライヴに行ったことがなく、是非とも一度は生に触れてみたい人だった。
なんといっても、グラハムがMSGで唯一残したアルバム『黙示録』(82年)は超名盤であり、30年以上ずっと愛聴している。
来日公演を知った時点で、24日の東京・国際フォーラム公演はすでにソールド・アウトだったが、大阪はまだチケットが残っており、しかもこの日たまたま大阪で仕事があり、ライヴに行く時間も空いていたので、すぐさまチケットを押さえた次第。
ライヴは素晴らしかった。
1曲目から『イントゥ・ジ・アリーナ』という選曲にも驚かされたが、とにかく、マイケルのギターが凄まじかった。
80年代と全く変わらぬ、素晴らしいプレイの連続にため息が出た。
サポート・メンバーのクリス・グレン(ベース)、テッド・マッケンナ(ドラムス)というMSG黄金時代の嬉しいメンツはもちろん、昔のポール・デスモンドよろしくリズム・ギター、キーボードでサポートしたスティーヴ・マンの演奏も実に安定した見事なものだった。
今回のライヴの”売り”はゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコリーという80年代のMSG歴代3人のヴォーカリストの参加。
中でもグラハムが”目玉”であることは間違いない。
初めに登場したのはゲイリー・バーデン。
正直言って、当時からそれほど魅力のあるヴォーカリストではないが、今回も高音、声量とも出ておらず、失望させられた。
まあ、当時からすでに30数年経っているわけで、期待する方がどうかしているが。
次に登場したのはグラハム・ボネット!
半ばグラハムが目的で今回のチケットを買ったようなものだったが、極力期待はしないように、と自分に言い聞かせていた。
おそらく、昔のような声は出ないだろうし、曲もサワリをちょっとだけ歌うだけかもしれない。
それでも、グラハムを生で聴ければ幸せだと思っていた。
しかも、長い間幻だったマイケル・シェンカーとのコラボだ!
果たして、グラハムは『黙示録』から3曲も歌った。
『アソート・アタック』、『デザート・ソング』、『ダンサー』といういずれ劣らぬ名曲3曲である。
初めに『アソート・アタック』を歌い始めた瞬間、あのザラザラしたダミ声ではなく、意外にもスッキリした声質に驚いたが、すぐにグラハムらしい本調子に!
若い頃のグラハムの歌は4オクターヴの声が出たという伝説が残っているくらいキーの高いものが多いのだが、現在のグラハムがそれを若い頃に劣らぬくらい懸命に歌っている姿は信じられないくらい感動的であり、しかも、その声量、音域の凄いこと!
まさか、ここまでしっかり歌ってくれるとは夢にも思わなかった。
まさに感動的としか言いようがない。
次に登場したのはロビン・マッコリー。
前にも書いたように、彼が参加し、マッコリー・シェンカー・グループになって以降のアルバムはほとんど聴いていないから、全く手探りだったが、3人のヴォーカリストの中で一番安定し、プロのヴォーカルを聴かせてくれたのはこの人だった。
チケットを買った当初は正直言ってロビン・マッコリーはいらないなぁ、と思ったのだが、ライヴで聴いた彼の曲とヴォーカルはどれも良く、自分の認識が間違いであることに気づかされた。
後半のライヴが締まったのは間違いなく彼の功績である。
ライヴの最後はUFO時代の名曲『ロック・ボトム』。
マイケルのギター・ソロは概してスタジオにおけるソロを極力再現したものが多いが、この曲ではむしろ自由に赴くままに長いギター・ソロを展開してみせ、それがまた見事な出来栄えだった。
アンコールは必殺の名曲『ドクター・ドクター』。
ヴォーカリストは3人とも参加、素晴らしい大団円となった。
とにかくマイケルが元気なのが印象的だった。
正味90分のライヴだったが、ずっと弾きっぱなしで、手加減、手抜き一切ナシの全力投球は、61歳という年齢を考えると驚異的であった。
そして、実は私はライヴの二日前、なんばのタワレコでマイケルと遭遇していたのである。
ライヴに備えて、MSGのCDでも久しぶりに買おうかなぁと売り場をうろついていたら、どこかで見たような人がMSGのDVDを手に取っていたのである。
帽子を目深に被り、表情までは確認できないが、それがマイケル・シェンカーであることは腕のタトゥーなどからも明白であった。
信じられない!
私は思い切って通訳の人に声を掛け、ちゃっかり握手、写真まで撮らせてもらった。
このような偉大なロック・ミュージシャンと握手したのは2004年にやはり大阪でピート・タウンゼントと握手して以来か。
生で見たマイケルは上機嫌で信じられないほど痩せており、握手した手はビックリするくらい骨張っていた。
しかし、一生に何度とない素晴らしい出来事であり、この写真は一生の記念となるだろう。
なぜに大阪かというと、たまたまこの時期大阪で仕事があり、その時期にちょうどマイケル・シェンカーのライヴが運良くあった、ということ。
実はマイケル・シェンカーのライヴに行くのは今回が初めてである。
マイケル・シェンカー自体は82年の『飛翔伝説』から聴いており(私が初めて買ったハードロック、へヴィメタル系のレコードだった)、当然のことながら、その頃は大ファンだった。
MSGからのコージー・パウエルの脱退、グラハム・ボネットの脱退といったショッキングな出来事もリアル・タイムで経験してきた。(ネットのない当時は音楽雑誌が情報源)
ただ、マッコリー・シェンカー・グループ以降の彼の音楽はほとんど聴いていない。
80年代半ばくらいからクラシック、ジャズといった他ジャンルの音楽を聴くようになってから、ハード・ロック系の音楽はアイアン・メイデン等ごく限られたものしか聴かなくなり、マイケル・シェンカーの音楽はそこから弾かれた形になってしまったのだ。
それでも、私にとっては”伝説の人”の一人だから、これまで何度か来日公演に行こうかと思ったことはあった。
しかし、どうにもタイミングが悪く機会がなかったところに、今回の来日公演のニュース。
記事を読んでビックリ、なんと来日メンバーの中にグラハム・ボネットの名が!
グラハムといえば、MSG、レインボー世代の我々には、まさにカリスマ・ヴォーカリストであり、やはりこれまで一度も生のライヴに行ったことがなく、是非とも一度は生に触れてみたい人だった。
なんといっても、グラハムがMSGで唯一残したアルバム『黙示録』(82年)は超名盤であり、30年以上ずっと愛聴している。
来日公演を知った時点で、24日の東京・国際フォーラム公演はすでにソールド・アウトだったが、大阪はまだチケットが残っており、しかもこの日たまたま大阪で仕事があり、ライヴに行く時間も空いていたので、すぐさまチケットを押さえた次第。
ライヴは素晴らしかった。
1曲目から『イントゥ・ジ・アリーナ』という選曲にも驚かされたが、とにかく、マイケルのギターが凄まじかった。
80年代と全く変わらぬ、素晴らしいプレイの連続にため息が出た。
サポート・メンバーのクリス・グレン(ベース)、テッド・マッケンナ(ドラムス)というMSG黄金時代の嬉しいメンツはもちろん、昔のポール・デスモンドよろしくリズム・ギター、キーボードでサポートしたスティーヴ・マンの演奏も実に安定した見事なものだった。
今回のライヴの”売り”はゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコリーという80年代のMSG歴代3人のヴォーカリストの参加。
中でもグラハムが”目玉”であることは間違いない。
初めに登場したのはゲイリー・バーデン。
正直言って、当時からそれほど魅力のあるヴォーカリストではないが、今回も高音、声量とも出ておらず、失望させられた。
まあ、当時からすでに30数年経っているわけで、期待する方がどうかしているが。
次に登場したのはグラハム・ボネット!
半ばグラハムが目的で今回のチケットを買ったようなものだったが、極力期待はしないように、と自分に言い聞かせていた。
おそらく、昔のような声は出ないだろうし、曲もサワリをちょっとだけ歌うだけかもしれない。
それでも、グラハムを生で聴ければ幸せだと思っていた。
しかも、長い間幻だったマイケル・シェンカーとのコラボだ!
果たして、グラハムは『黙示録』から3曲も歌った。
『アソート・アタック』、『デザート・ソング』、『ダンサー』といういずれ劣らぬ名曲3曲である。
初めに『アソート・アタック』を歌い始めた瞬間、あのザラザラしたダミ声ではなく、意外にもスッキリした声質に驚いたが、すぐにグラハムらしい本調子に!
若い頃のグラハムの歌は4オクターヴの声が出たという伝説が残っているくらいキーの高いものが多いのだが、現在のグラハムがそれを若い頃に劣らぬくらい懸命に歌っている姿は信じられないくらい感動的であり、しかも、その声量、音域の凄いこと!
まさか、ここまでしっかり歌ってくれるとは夢にも思わなかった。
まさに感動的としか言いようがない。
次に登場したのはロビン・マッコリー。
前にも書いたように、彼が参加し、マッコリー・シェンカー・グループになって以降のアルバムはほとんど聴いていないから、全く手探りだったが、3人のヴォーカリストの中で一番安定し、プロのヴォーカルを聴かせてくれたのはこの人だった。
チケットを買った当初は正直言ってロビン・マッコリーはいらないなぁ、と思ったのだが、ライヴで聴いた彼の曲とヴォーカルはどれも良く、自分の認識が間違いであることに気づかされた。
後半のライヴが締まったのは間違いなく彼の功績である。
ライヴの最後はUFO時代の名曲『ロック・ボトム』。
マイケルのギター・ソロは概してスタジオにおけるソロを極力再現したものが多いが、この曲ではむしろ自由に赴くままに長いギター・ソロを展開してみせ、それがまた見事な出来栄えだった。
アンコールは必殺の名曲『ドクター・ドクター』。
ヴォーカリストは3人とも参加、素晴らしい大団円となった。
とにかくマイケルが元気なのが印象的だった。
正味90分のライヴだったが、ずっと弾きっぱなしで、手加減、手抜き一切ナシの全力投球は、61歳という年齢を考えると驚異的であった。
そして、実は私はライヴの二日前、なんばのタワレコでマイケルと遭遇していたのである。
ライヴに備えて、MSGのCDでも久しぶりに買おうかなぁと売り場をうろついていたら、どこかで見たような人がMSGのDVDを手に取っていたのである。
帽子を目深に被り、表情までは確認できないが、それがマイケル・シェンカーであることは腕のタトゥーなどからも明白であった。
信じられない!
私は思い切って通訳の人に声を掛け、ちゃっかり握手、写真まで撮らせてもらった。
このような偉大なロック・ミュージシャンと握手したのは2004年にやはり大阪でピート・タウンゼントと握手して以来か。
生で見たマイケルは上機嫌で信じられないほど痩せており、握手した手はビックリするくらい骨張っていた。
しかし、一生に何度とない素晴らしい出来事であり、この写真は一生の記念となるだろう。
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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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