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●『ベラクルスの男』(67年、監督:ジョゼ・ジョヴァンニ、出演:リノ・ヴァンチュラ)

戦前、メキシコ大統領の暗殺を依頼され、メキシコのベラクルスに赴いたフランス人殺し屋のお話。
原作は珍しくジョヴァンニ本人のものではなく、イギリスの作家ジョン・カリックの小説『禿タカ』。

この映画は、なんといってもリノ・ヴァンチュラの魅力に尽きます。
いかにも彼らしいキャラ全開で実に素晴らしい。
彼の出演作の中でもベスト作の一つでしょう。
ストーリーもいかにもジョヴァンニらしい話だが、ぐいぐい見せます。
実に面白い。
フランソワ・ド・ルーベの民族音楽風のスコアも大変魅力的であり、今後のDVD化を大いに期待したい作品。

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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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