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クライテリオン盤『影の軍隊』を少しづつ観ています。
本編は一度最後まで観ました。
現段階で気づいた点を挙げてみたいと思います。
まず、収録時間ですが、これまで観ていた東北新社盤DVDは137分ですが、今度のクライテリオン盤は145分です。
その8分の違いですが、これまで観たこともないシーンが収録されているという印象はほとんどありません。
照らし合わせたわけではありませんが、私見ですと、ジェルビエがパラシュート落下のために戦闘機に乗り込むシーンあたりが長く収録されている気がしました。
そして、気になる画質ですが、東北新社盤もクオリティは決して低くはないので、クライテリオン盤が目を見張るほど優れているという印象はありませんが(もちろん映像の質感は明らかに上です)、メルヴィル独特のブルー・トーンがここまで徹底した映画だったのかと改めて感じているところです。
この映画に関しては、ブルー・トーンというよりむしろ“グリーン・トーン”と言いたいほど緑掛かった映像美が印象的です。
また、音質の良さも明らかです。
ディスク2に収録された特典映像ですが、メルヴィル・ファンなら堪らないお宝の山です。
フランス公開時にテレビ放送された4分ほどの短い映像は、ドイツ軍凱旋門行進シーンをはじめとするいくつかのメイキング映像とメルヴィルの短いインタビューが観られます。
トレンチコート姿のメルヴィルがマイクを持って、行進シーンを演出しているシーンは夢のような映像で、ちょっと感動的ですね。
他の特典映像についてはまた今度。
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メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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