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このブログでもたびたびお知らせしているクロード・シャブロル監督の『引き裂かれた女』公開の話題ですが、ついに4月9日から渋谷シアター・イメージフォーラムでの公開が始まりました。
(公式サイト)
私は現在東京から離れているのですぐには観に行けないのですが、月末あたりには行きたいと考えています。
そのこともあり、少しでも公開期間が長くなって欲しいと思います。
ところで、最近紀伊国屋書店のDVDショップでは紀伊国屋レーベルDVDの40%オフのラインアップが入れ替わっていましたが、『引き裂かれた女』公開の影響か、その中にシャブロルの3作品(『女鹿』『肉屋』『不貞の女』)も加わっていました。
私自身、勇んで『肉屋』のDVDを買って観たのですが、その後Amazonを見ましたら、そのDVD3枚がなんと45%オフになっていました。(2011年4月9日現在)
Amazonの方が割引率が高いですね(笑)。
やられた!という感じですが、『肉屋』という映画を今回観直してみて、以前映画祭『フランス映画の秘宝』で初めて観た時より楽しんで観れました。
改めてステファーヌ・オードランの美しさ、存在感に惚れ込みました。
とりわけクールな無表情が最高。
ただ、この3作品に関して言えば、個人的な好みでは『女鹿』>『不貞の女』>『肉屋』という感じですね。
ステファーヌ・オードランが一番綺麗に撮れているのは『肉屋』かもしれません。
また、シャブロル本『不完全さの醍醐味 クロード・シャブロルとの対話』も先日ざっと読了しましたが、感想などはまた後日。
洋画★シネフィル・イマジカで今月から始まるジャン=ピエール・メルヴィル特集。
私自身は視聴できる環境にないんであれなんですが、とりあえず今月、来月と3作品ずつの放送らしいのです。
で、今月の放送は『賭博師ボブ』『いぬ』『仁義』。(放送日時はリンク先を参照)
『仁義』に関しては名作発見コラムでも取り上げられています。
実はアラン・ドロンの特集『アラン・ドロン2×10』も今月から始まっていて、これはひと月2作品を10か月に渡って放送するという企画。
今月の放送は『さらば友よ』と『仁義』で、メルヴィル特集と『仁義』が被っちゃってます。
で、気になるのが来月のメルヴィル特集で何が放送されるか。
『フェルショー家の長男』のような未公開作とか『サムライ』とか『ギャング』のような未DVD化作品に期待が高まったのだが…。
これを見てアッサリ判明。
答えは『影の軍隊』『リスボン特急』『勝手にしやがれ』(え!?)
ガクンときたのは私だけではないはず。
確かにメルヴィル出てるけどさー。
監督作じゃないのか。
ちなみに、『リスボン特急』はドロン特集ともやっぱり被ってます。
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の傑作『恐怖の報酬』と『悪魔のような女』のDVDがそれぞれ紀伊国屋書店からHDニューマスターで発売されます。
どちらの作品も映画史に残る大傑作ですが、以前東北新社から発売されていたDVDは現在廃盤の模様。
特に『悪魔のような女』は中古価格が高騰し入手が難しい状況でした。
それだけに今回の再発は嬉しいですが、私は東北新社の『恐怖の報酬』のDVDは購入済みですので、購入は画質次第。
『悪魔のような女』のDVDは持っていませんので是非購入したいと考えています。
どちらもHDニューマスターによってどれだけ画質が向上しているか興味深いところです。
特に『悪魔のような女』は随分前に一度観たきりですが、後半の恐怖感は絶対に忘れられない強烈な印象を残していますので、再見するのが非常に楽しみ。
メルヴィルの『モラン神父』(61)の待望の国内盤DVDが5月27日にIVCより発売されることになりました!
これはもうずっと国内盤DVDを熱望していた作品なので、とても嬉しいですね。
海外盤でこれまで観てきましたが、英語字幕では内容を理解することはかなり困難でしたから、日本語字幕で作品を鑑賞できる喜びは何にも代えられません。
問題は発売元のメーカーさんで、メルヴィルとは何かと因縁深いIVCからの発売という点は正直複雑な思いもあるのですが(笑)、昨今は画質等の評判も良いようなので、大いに期待するとしましょう。
先日お伝えした『太陽がいっぱい』のブルーレイの発売といい、5月が来るのが非常に楽しみです。
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズが1961年に初来日した際のライヴ盤『ライブ・イン・ジャパン 1961』が紙ジャケ、リマスターで再発されました。
メンバーは、リー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ジミー・メリット(b)、アート・ブレイキー(ds)という最強メンバー。
音源自体は以前からCDでも発売されていたものですが、最新リマスターということで音質面の改善も期待できます。
今からちょうど50年前の伝説の初来日公演であり、演奏の素晴らしさは今さら言うまでもありません。
来る5月、あのルネ・クレマン監督の、というかアラン・ドロンの『太陽がいっぱい』(60)の国内盤DVDが最新デジタル・リマスター版として紀伊国屋書店から再発、その上ブルーレイもついに発売されることになりました。
私はパイオニアから出たDVDを所有しておりますが、正直画質には不満がありました。
今回は紀伊国屋書店からの発売ということでクオリティには大変期待が持てますが、個人的にはブルーレイを是非購入したいと考えています。
エリック・ロメール監督の『冬物語』を国内盤DVDで観た感想。
『CONTE D'HIVER』(91年)
監督・脚本:エリック・ロメール
撮影:リュック・パジェス
音楽:セバスチャン・エルムス
出演:シャルロット・ヴェリ、フレデリック・ヴァン・デン・ドリエッシュ、ミシェル・ヴォレッティ、エルヴェ・フュリク、アヴァ・ロラスキー、マリー・リヴィエール、ロセット
初見。
『四季の物語』の中の一作。
国内盤DVDを買ったのはずっと前だが、ようやく観ることができた。
この映画も期待以上の出来栄えであり、実に面白かった。
ただ、男性にはたまらない映画だとは思う(笑)。
シャルロット・ヴェリ演じるヒロインは確かに魅力的だが、結果的にせよなんにせよ、その行動は周囲の男性たちを平気で傷つけているからだ。
その意味では、とんでもない悪女だと言えなくもない。
私なんかは、こういう女性にいちいち腹立てるような時期はとっくに過ぎたためか、あるいは実生活で免疫があるせいか、なんとか冷静?に観ていられたが、不愉快に思う人がいても決しておかしくない。
まぁ、反対に女性にとっては大いに共感できる映画なのかもしれない。
ヒロインに翻弄される男優陣は皆好演。
後半にワンシーンだけ登場するマリー・リヴィエールが効いている。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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