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前回に引き続き『25th Anniversary Seiko Matsuda PREMIUM DVD BOX』から、『SEIKO CALL ~松田聖子ライブ '85~』を。
聖子さんの最初の婚約発表後、聖輝の結婚前の独身時代最後の武道館コンサート(85年4月)を記録したライヴ映像である。(VHSは85年8月1日発売)
以前からYoutubeにも出ていた映像だが、私はおそらく今回初めて観たと思う。
会場中央に巨大な飛行機のセットを設置し、その上を聖子さんが縦横無尽に駆け回りながら歌うというもので、聖子さんの運動量だけでも大変なものである。
それにしても、観ていてずっと感動が止まらなかった。
これは聖子さんの数あるコンサート映像の中でもトップクラスに位置する作品ではないだろうか。
とにかく聖子さんの歌がすごい(!)のだ。
スタートの『青い珊瑚礁』から聖子さんの声の調子の良さは明らかだが、ことにコンサート前半から中盤にかけての『セイシェルの夕陽』『Sleeping Beauty』『ボーイの季節』『ガラスの林檎』『瞳はダイアモンド』という流れは圧巻。
2000年代以降も歌われている楽曲が多いが、歌の中身が全く違うのである。
ここでの聖子さんの歌は良い意味で肩の力が抜けていて、軽々と張りと艶のある高音、デビュー時を彷彿させる素晴らしい中音を響かせ、それでいて歌には感情がこもり、ある意味レコード以上の歌唱を次々と聴かせてくれるのには感動の一言。
あまりに素晴らしすぎて、私は完全にノックアウトさせられた。
しかも、リップシンクは一切ない(!)ので、途中でシラケてしまうこともない。
中でも『ボーイの季節』は当時まだ発売直前の新曲だが、これ以後コンサートで歌われることはほとんどないので貴重。
歌唱も圧倒的である。
『ガラスの林檎』、『瞳はダイアモンド』もハッキリ言って歴史的名唱ではないか。
『時間の国のアリス』なんて、コンサートで久しく生歌を披露していない曲だが(爆)、ここでは生歌であることはもちろん、サビもフェイクなしでちゃんと歌われているのには感動を覚える。
バックバンドも昨今のようにテープを使うことはなく、それ故に少しダサいところもあるが、あくまで生演奏である点が素晴らしい。
その生演奏をバックに巨大なセットの上を走り回りながら歌い踊る聖子さんの信じがたいほどのリズム感の良さにも驚かされる(動き過ぎて息が切れている部分もあるが)。
この頃の聖子さんがいかにリズム感に優れた歌手だったかをさり気なくも見せつけている。
ステージの演出は伊集院静氏。
例によって、聖子さんはヘンなカツラやら衣装やら着せられているが、83年の武道館ほど酷くはない。
全体として歌唱のレベルの高さ、選曲等含め、82年武道館の『クリスマスクイーン』(未ソフト化)に匹敵する、独身時代の聖子さんを代表する、素晴らしいライヴ映像であると思う。
この映像を観ずして今まで聖子さんを語っていたなんて・・・恥ずかしくて穴があったら入りたい気分である。
聖子さんの最初の婚約発表後、聖輝の結婚前の独身時代最後の武道館コンサート(85年4月)を記録したライヴ映像である。(VHSは85年8月1日発売)
以前からYoutubeにも出ていた映像だが、私はおそらく今回初めて観たと思う。
会場中央に巨大な飛行機のセットを設置し、その上を聖子さんが縦横無尽に駆け回りながら歌うというもので、聖子さんの運動量だけでも大変なものである。
それにしても、観ていてずっと感動が止まらなかった。
これは聖子さんの数あるコンサート映像の中でもトップクラスに位置する作品ではないだろうか。
とにかく聖子さんの歌がすごい(!)のだ。
スタートの『青い珊瑚礁』から聖子さんの声の調子の良さは明らかだが、ことにコンサート前半から中盤にかけての『セイシェルの夕陽』『Sleeping Beauty』『ボーイの季節』『ガラスの林檎』『瞳はダイアモンド』という流れは圧巻。
2000年代以降も歌われている楽曲が多いが、歌の中身が全く違うのである。
ここでの聖子さんの歌は良い意味で肩の力が抜けていて、軽々と張りと艶のある高音、デビュー時を彷彿させる素晴らしい中音を響かせ、それでいて歌には感情がこもり、ある意味レコード以上の歌唱を次々と聴かせてくれるのには感動の一言。
あまりに素晴らしすぎて、私は完全にノックアウトさせられた。
しかも、リップシンクは一切ない(!)ので、途中でシラケてしまうこともない。
中でも『ボーイの季節』は当時まだ発売直前の新曲だが、これ以後コンサートで歌われることはほとんどないので貴重。
歌唱も圧倒的である。
『ガラスの林檎』、『瞳はダイアモンド』もハッキリ言って歴史的名唱ではないか。
『時間の国のアリス』なんて、コンサートで久しく生歌を披露していない曲だが(爆)、ここでは生歌であることはもちろん、サビもフェイクなしでちゃんと歌われているのには感動を覚える。
バックバンドも昨今のようにテープを使うことはなく、それ故に少しダサいところもあるが、あくまで生演奏である点が素晴らしい。
その生演奏をバックに巨大なセットの上を走り回りながら歌い踊る聖子さんの信じがたいほどのリズム感の良さにも驚かされる(動き過ぎて息が切れている部分もあるが)。
この頃の聖子さんがいかにリズム感に優れた歌手だったかをさり気なくも見せつけている。
ステージの演出は伊集院静氏。
例によって、聖子さんはヘンなカツラやら衣装やら着せられているが、83年の武道館ほど酷くはない。
全体として歌唱のレベルの高さ、選曲等含め、82年武道館の『クリスマスクイーン』(未ソフト化)に匹敵する、独身時代の聖子さんを代表する、素晴らしいライヴ映像であると思う。
この映像を観ずして今まで聖子さんを語っていたなんて・・・恥ずかしくて穴があったら入りたい気分である。
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フリッツ・ラング監督の『飾窓の女』を国内盤DVD(ジュネス企画)で観た感想。
『THE WOMAN IN THE WINDOW』(44年)
脚本:ナナリー・ジョンソン
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:アーサー・ラング、ヒューゴ・フリードホーファー
出演:エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエ、レイモンド・マッセイ
何度か観ている映画だから、このブログにも記事を書いているものと思っていたが、なぜか書いていなかった。
しばらく観ていないこともあり、この度再見。
フリッツ・ラング監督お得意のフィルム・ノワールだが、この映画の魅力はなんといってもヒロインのジョーン・ベネットに尽きるだろう。
聞くところによれば、それまで娘役が多かった彼女が悪女役(?)にイメージ・チェンジを図ったのがこの映画なのだとか。
この映画での彼女は典型的なファム・ファタールとまではいかないのだが、美貌といい、お色気といい、その素質は充分。
スケスケのドレス姿など、男にはたまりませんなぁ(笑)。
イメージ・チェンジといえば、それまでギャング役が多かったエドワード・G・ロビンソンが堅物の大学教授を演じているのもそうなのかもしれない。
この映画の評判が良かったために、後にラングは同じようなキャスティングで『スカーレット・ストリート』(45年)を撮るわけだが、個人的にはこの『飾窓の女』の方が出来は良いと思う。
『THE WOMAN IN THE WINDOW』(44年)
脚本:ナナリー・ジョンソン
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:アーサー・ラング、ヒューゴ・フリードホーファー
出演:エドワード・G・ロビンソン、ジョーン・ベネット、ダン・デュリエ、レイモンド・マッセイ
何度か観ている映画だから、このブログにも記事を書いているものと思っていたが、なぜか書いていなかった。
しばらく観ていないこともあり、この度再見。
フリッツ・ラング監督お得意のフィルム・ノワールだが、この映画の魅力はなんといってもヒロインのジョーン・ベネットに尽きるだろう。
聞くところによれば、それまで娘役が多かった彼女が悪女役(?)にイメージ・チェンジを図ったのがこの映画なのだとか。
この映画での彼女は典型的なファム・ファタールとまではいかないのだが、美貌といい、お色気といい、その素質は充分。
スケスケのドレス姿など、男にはたまりませんなぁ(笑)。
イメージ・チェンジといえば、それまでギャング役が多かったエドワード・G・ロビンソンが堅物の大学教授を演じているのもそうなのかもしれない。
この映画の評判が良かったために、後にラングは同じようなキャスティングで『スカーレット・ストリート』(45年)を撮るわけだが、個人的にはこの『飾窓の女』の方が出来は良いと思う。
アンリ・ヴェルヌイユ監督の『禁断の木の実』を国内盤DVD(ジュネス企画)で観た感想。
『Le Fruit Defendu』(52年)
原作:ジョルジュ・シムノン
脚本:ジャック・コンパネーズ
撮影:アンリ・アルカン
音楽:ポール・デュラン
主演:フェルナンデル、フランソワーズ・アルヌール、レイモン・ペルグラン、シルヴィー
アンリ・ヴェルヌイユ監督の長編デビュー作。
ジョルジュ・シムノンの原作を元に、主演にコメディー俳優として人気抜群だったフェルナンデル、売り出し中の女優フランソワーズ・アルヌールを迎え、内容も充実している。
トルコ出身のアンリ・ヴェルヌイユは、この後30年以上にも渡ってフランスでヒットメイカーとして活躍するわけだが、映画監督として恵まれたスタートを切ったと言えるだろう。
ことにアルヌールとのコンビは、この後何作か続くことになり、代表作(?)『ヘッドライト』(55年)に結実するわけだが、ある意味アルヌールらしさ全開なのはこちらの映画の方かもしれない。
実際、この映画はアルヌールの小悪魔ぶり、これに尽きる。
アルヌールのポロリのシーンもあり、ファンには絶対に見逃せない作品である。
撮影はアンリ・アルカン。(メルヴィルの『この手紙を読むときは』も担当)
フェルナンデルの妻役のクロード・ノリエは、アンドレ・カイヤット監督の『裁きは終わりぬ』の主演女優。
レイモン・ペルグラン(メルヴィル『ギャング』)もちょい役で出ているが、当然のことながら若い。
『Le Fruit Defendu』(52年)
原作:ジョルジュ・シムノン
脚本:ジャック・コンパネーズ
撮影:アンリ・アルカン
音楽:ポール・デュラン
主演:フェルナンデル、フランソワーズ・アルヌール、レイモン・ペルグラン、シルヴィー
アンリ・ヴェルヌイユ監督の長編デビュー作。
ジョルジュ・シムノンの原作を元に、主演にコメディー俳優として人気抜群だったフェルナンデル、売り出し中の女優フランソワーズ・アルヌールを迎え、内容も充実している。
トルコ出身のアンリ・ヴェルヌイユは、この後30年以上にも渡ってフランスでヒットメイカーとして活躍するわけだが、映画監督として恵まれたスタートを切ったと言えるだろう。
ことにアルヌールとのコンビは、この後何作か続くことになり、代表作(?)『ヘッドライト』(55年)に結実するわけだが、ある意味アルヌールらしさ全開なのはこちらの映画の方かもしれない。
実際、この映画はアルヌールの小悪魔ぶり、これに尽きる。
アルヌールのポロリのシーンもあり、ファンには絶対に見逃せない作品である。
撮影はアンリ・アルカン。(メルヴィルの『この手紙を読むときは』も担当)
フェルナンデルの妻役のクロード・ノリエは、アンドレ・カイヤット監督の『裁きは終わりぬ』の主演女優。
レイモン・ペルグラン(メルヴィル『ギャング』)もちょい役で出ているが、当然のことながら若い。
マルセル・カルネ監督の『マンハッタンの哀愁』(65年)を再見。
メルヴィル監督にも因縁のあるこの映画については、以前2度記事を書いているので、今回が3回目の記事となる。
自分でもこの映画が本当に好きなのだなあと改めて思う。
(以前書いた記事1)(以前書いた記事2)
内容はなんてことはなくて、夜のマンハッタンでふとしたきっかけで知り合った男女が、酒を飲んでタバコを吸って語り合って愛し合うというものである。
もちろん、それだけではなく、それなりのストーリー展開があるのだが、ざっと観た印象としてはそんな感じである。
いかにもといったドラマティックな展開もないので、つまらない人にはつまらない映画なのだろうと思う。
しかし、私はとにかくこの映画が大好きだ。
バーで男女が酒を飲みながら語り合うところなど、アラン・レネ監督の『二十四時間の情事』にも重なる雰囲気があるが、全体として何とも言えない大人の風情があり、味わい深いのである。
何度観てもアニー・ジラルドが素晴らしい。
2011年に亡くなった彼女は、70年代のフランスで誰よりも人気のあった女優だったというが(カトリーヌ・ドヌーヴやロミー・シュナイダーより人気があったという)、この映画を観るとそれも分かる気がする。
彼女の代表作としてはヴィスコンティ監督の『若者のすべて』(60年)ということになるのだろうが、その他の彼女の出演作が日本でほとんどDVD化されていないのは残念としか言いようがない。
相手役のモーリス・ロネもまるで彼自身のような役柄を全く隙のない演技で演じている。
ルイ・マル監督の『鬼火』(63年)もそうだったが、孤独な影を湛えた男性を演じるとこの人は絶品である。
全編を彩るマル・ウォルドロンのジャズ(オール・アローン)もやはり良いものである。
それにしても、こういった映画をサラッと(?)撮ってしまうマルセル・カルネ監督の底力は凄い。
さすがにあの『天井桟敷の人々』(45年)の監督である。
メルヴィル監督にも因縁のあるこの映画については、以前2度記事を書いているので、今回が3回目の記事となる。
自分でもこの映画が本当に好きなのだなあと改めて思う。
(以前書いた記事1)(以前書いた記事2)
内容はなんてことはなくて、夜のマンハッタンでふとしたきっかけで知り合った男女が、酒を飲んでタバコを吸って語り合って愛し合うというものである。
もちろん、それだけではなく、それなりのストーリー展開があるのだが、ざっと観た印象としてはそんな感じである。
いかにもといったドラマティックな展開もないので、つまらない人にはつまらない映画なのだろうと思う。
しかし、私はとにかくこの映画が大好きだ。
バーで男女が酒を飲みながら語り合うところなど、アラン・レネ監督の『二十四時間の情事』にも重なる雰囲気があるが、全体として何とも言えない大人の風情があり、味わい深いのである。
何度観てもアニー・ジラルドが素晴らしい。
2011年に亡くなった彼女は、70年代のフランスで誰よりも人気のあった女優だったというが(カトリーヌ・ドヌーヴやロミー・シュナイダーより人気があったという)、この映画を観るとそれも分かる気がする。
彼女の代表作としてはヴィスコンティ監督の『若者のすべて』(60年)ということになるのだろうが、その他の彼女の出演作が日本でほとんどDVD化されていないのは残念としか言いようがない。
相手役のモーリス・ロネもまるで彼自身のような役柄を全く隙のない演技で演じている。
ルイ・マル監督の『鬼火』(63年)もそうだったが、孤独な影を湛えた男性を演じるとこの人は絶品である。
全編を彩るマル・ウォルドロンのジャズ(オール・アローン)もやはり良いものである。
それにしても、こういった映画をサラッと(?)撮ってしまうマルセル・カルネ監督の底力は凄い。
さすがにあの『天井桟敷の人々』(45年)の監督である。
昨晩、NHKの番組『SONGS』に松田聖子さんが登場しました。
新曲『薔薇のように咲いて 桜のように散って』の売り上げが好調(オリコン・ウィークリーチャートで初登場6位!)というタイミングで、テレビ初披露という聖子さんの歌唱に注目が集まったことと思います。
この番組、いつも見ているわけではないので番組のコンセプトがよく分からないのですが、今回の聖子さんの場合は”意外なコラボレーション”という感じだったようです。
言うまでもなく、『薔薇のように咲いて 桜のように散って』がYOSHIKI氏の作詞作曲ということで、80年代の財津和夫氏、大瀧詠一氏、ユーミンから、現在(昨年の中田ヤスタカ氏)に至るまでの聖子さんの意外なコラボに焦点を当てた番組構成のようでした。
内容は聖子さんのインタビューがメインで、なぜに今回YOSHIKI氏に楽曲を依頼したのか突っ込んでくれるのかと期待したのですが、結局聞けずじまい(話さずじまい?)。
肝心のYOSHIKI氏のインタビューもなしで、正直肩透かしの印象でした。
まあそれでも聖子さんの『薔薇のように咲いて 桜のように散って』の歌が素晴らしければ何の問題もないのですが、悪い予感の通りというかやっぱりというかリップシンクでしたね。
本当にがっかりです。
後ろでストリングスがズラっと揃って弾いてましたが、こちらもおそらくテープでしょうね。
撮影スタッフも心得たもので、サビあたりになると聖子さんの顔から退いてあまり口元を写さないようにしていました・・・。
個人的に、今年の紅白では是非ともこの曲を歌って欲しいと思っています。
曲が素晴らしいということもありますが、世間に対して今でも聖子さんが現在進行形のアーティストであるというアピールになる絶好の機会だと思うからです。
この曲を紅白で歌うことは現在の聖子さんにとってかなりのチャレンジだと思うのですが、それだけにテレビ録画というリスクの少ないところで(失敗しても撮り直しできるわけですから・・・)生歌にチャレンジして欲しかったと思います。
まして、歌の後の自身のインタビューで『チャレンジできることが幸せ』みたいなことを言っていただけにリップシンクはそれとは矛盾してるのでは?と突っ込んだ聖子ファンは私だけではなかったはず・・・。
『惑星になりたい』での中田ヤスタカとのコラボも取り上げられていましたが、去年の曲なので今更感が半端なかったですね。
テープに合わせての歌(パフォーマンス)も披露しましたが、当然こちらもリップシンク。
こちらは歌が歌なので、仕方ないかなとも思います。
聖子さんの振り付け可愛かったし(笑)。
順番が前後しますが、番組冒頭のメドレー(『風は秋色』~『野ばらのエチュード』~『風立ちぬ』)も、あまり合っていないスローバージョンにアレンジされた『風は秋色』が短すぎてイマイチ消化不良という感じでした。
ただ、こちらのメドレーはしっかり生歌で、安定した歌を聴かせてくれたので良かったと思います。
新曲『薔薇のように咲いて 桜のように散って』の売り上げが好調(オリコン・ウィークリーチャートで初登場6位!)というタイミングで、テレビ初披露という聖子さんの歌唱に注目が集まったことと思います。
この番組、いつも見ているわけではないので番組のコンセプトがよく分からないのですが、今回の聖子さんの場合は”意外なコラボレーション”という感じだったようです。
言うまでもなく、『薔薇のように咲いて 桜のように散って』がYOSHIKI氏の作詞作曲ということで、80年代の財津和夫氏、大瀧詠一氏、ユーミンから、現在(昨年の中田ヤスタカ氏)に至るまでの聖子さんの意外なコラボに焦点を当てた番組構成のようでした。
内容は聖子さんのインタビューがメインで、なぜに今回YOSHIKI氏に楽曲を依頼したのか突っ込んでくれるのかと期待したのですが、結局聞けずじまい(話さずじまい?)。
肝心のYOSHIKI氏のインタビューもなしで、正直肩透かしの印象でした。
まあそれでも聖子さんの『薔薇のように咲いて 桜のように散って』の歌が素晴らしければ何の問題もないのですが、悪い予感の通りというかやっぱりというかリップシンクでしたね。
本当にがっかりです。
後ろでストリングスがズラっと揃って弾いてましたが、こちらもおそらくテープでしょうね。
撮影スタッフも心得たもので、サビあたりになると聖子さんの顔から退いてあまり口元を写さないようにしていました・・・。
個人的に、今年の紅白では是非ともこの曲を歌って欲しいと思っています。
曲が素晴らしいということもありますが、世間に対して今でも聖子さんが現在進行形のアーティストであるというアピールになる絶好の機会だと思うからです。
この曲を紅白で歌うことは現在の聖子さんにとってかなりのチャレンジだと思うのですが、それだけにテレビ録画というリスクの少ないところで(失敗しても撮り直しできるわけですから・・・)生歌にチャレンジして欲しかったと思います。
まして、歌の後の自身のインタビューで『チャレンジできることが幸せ』みたいなことを言っていただけにリップシンクはそれとは矛盾してるのでは?と突っ込んだ聖子ファンは私だけではなかったはず・・・。
『惑星になりたい』での中田ヤスタカとのコラボも取り上げられていましたが、去年の曲なので今更感が半端なかったですね。
テープに合わせての歌(パフォーマンス)も披露しましたが、当然こちらもリップシンク。
こちらは歌が歌なので、仕方ないかなとも思います。
聖子さんの振り付け可愛かったし(笑)。
順番が前後しますが、番組冒頭のメドレー(『風は秋色』~『野ばらのエチュード』~『風立ちぬ』)も、あまり合っていないスローバージョンにアレンジされた『風は秋色』が短すぎてイマイチ消化不良という感じでした。
ただ、こちらのメドレーはしっかり生歌で、安定した歌を聴かせてくれたので良かったと思います。
ボブ・ディランの伝説的な1966年のツアーが36枚組のボックス・セット『ライヴ 1966』として11月23日に発売されます。
(リンク)
ボブ・ディラン『ライヴ 1966』
Bob Dylan: The 1966 Live Recordings
2016年11月23日(水)発売予定
完全生産限定盤 SICP-5101~5136(36CD) 25,000+税
輸入盤国内仕様ボックスセット 日本版ブックレット(英文ブックレット訳・解説・歌詞・対訳)付
いやはやとんでもないのが出ますね!
サウンドボード・レコーディング、CBSが録音したモービル・レコーディング、観客が密かに録音したオーディエンス・テープと3種類の録音テープが元となっているとのこと。
このツアーにおけるディランがいかに凄かったかはさまざまな映像や録音ですでに明らかですが、今回のボックス・セットで、”1966年のディラン”のすべてが明らかになるといっても過言ではないでしょう。
気になる価格も25,000+税と、36枚組としては異例とも言える安さです。
これはいくしかないでしょう。
Like A Rolling Stone(1966)
(リンク)
ボブ・ディラン『ライヴ 1966』
Bob Dylan: The 1966 Live Recordings
2016年11月23日(水)発売予定
完全生産限定盤 SICP-5101~5136(36CD) 25,000+税
輸入盤国内仕様ボックスセット 日本版ブックレット(英文ブックレット訳・解説・歌詞・対訳)付
いやはやとんでもないのが出ますね!
サウンドボード・レコーディング、CBSが録音したモービル・レコーディング、観客が密かに録音したオーディエンス・テープと3種類の録音テープが元となっているとのこと。
このツアーにおけるディランがいかに凄かったかはさまざまな映像や録音ですでに明らかですが、今回のボックス・セットで、”1966年のディラン”のすべてが明らかになるといっても過言ではないでしょう。
気になる価格も25,000+税と、36枚組としては異例とも言える安さです。
これはいくしかないでしょう。
Like A Rolling Stone(1966)
松田聖子のニューシングル『薔薇のように咲いて 桜のように散って』のCDが発売日にamazonから届きました。
すでに何度か聴き返しているところです。
ドラマのバックに流れているのをこれまで聴いてきましたが、やっぱりCDとして聴くと印象が違いますね。(もちろん良い意味で)
冒頭のピアノのシンプルなフレーズからすでに”和”の雰囲気が濃厚に立ち込めます。
聖子さんは特にいつもと変わった歌い方をしているわけではないのですが、曲の雰囲気に完璧にマッチした歌を聴かせているのはさすが。
アレンジもかなりスケールが大きく、ロック色が強い仕上がりになっているのはちょっと意外でした。
聖子さんのヴォーカルの伸びも良く(とりわけファルセット部分は絶品)、全体として、かなり聴き応えのある作品になっていると思います。
私も初めて聴いた時は微妙な感じに聴こえましたが、今ではハッキリ好きな作品と言えます。
不思議なことに、テレビで聴いていた時よりも明らかに良い曲に聞こえます。
CDには(Piano Ver.)も収録されていますが、こちらも良いです。
(Piano Ver.)とはいっても、ピアノだけの伴奏ではなく、ストリングス(たぶんシンセ)も効果的に使われていますので、決して貧相な感じではありません。
バッキングヴォーカルのハーモニーが良く聞こえるのはこちらの方ですね。(これがまた魅力的)
あと私が購入した初回盤A(DVD付)にはこの曲のビデオクリップが収録されています。
最近は予算のせいかどうしても安っぽいビデオクリップが多かった聖子さんですが、この作品ではそういった安っぽさはあまり感じられず、それどころか、聖子さんの白い肌の美しさがこれほど綺麗に撮られたビデオクリップは過去にもあまりないのではないでしょうか。
近年の聖子さんのビデオクリップではおそらく最高の仕上がりです。
あとはとにかく売れてくれれば(笑)。
オリコンデイリーチャート(9月22日付け)では1位になっていますので期待したいですね。
『薔薇のように咲いて 桜のように散って』ミュージックビデオ(Short Ver.)
すでに何度か聴き返しているところです。
ドラマのバックに流れているのをこれまで聴いてきましたが、やっぱりCDとして聴くと印象が違いますね。(もちろん良い意味で)
冒頭のピアノのシンプルなフレーズからすでに”和”の雰囲気が濃厚に立ち込めます。
聖子さんは特にいつもと変わった歌い方をしているわけではないのですが、曲の雰囲気に完璧にマッチした歌を聴かせているのはさすが。
アレンジもかなりスケールが大きく、ロック色が強い仕上がりになっているのはちょっと意外でした。
聖子さんのヴォーカルの伸びも良く(とりわけファルセット部分は絶品)、全体として、かなり聴き応えのある作品になっていると思います。
私も初めて聴いた時は微妙な感じに聴こえましたが、今ではハッキリ好きな作品と言えます。
不思議なことに、テレビで聴いていた時よりも明らかに良い曲に聞こえます。
CDには(Piano Ver.)も収録されていますが、こちらも良いです。
(Piano Ver.)とはいっても、ピアノだけの伴奏ではなく、ストリングス(たぶんシンセ)も効果的に使われていますので、決して貧相な感じではありません。
バッキングヴォーカルのハーモニーが良く聞こえるのはこちらの方ですね。(これがまた魅力的)
あと私が購入した初回盤A(DVD付)にはこの曲のビデオクリップが収録されています。
最近は予算のせいかどうしても安っぽいビデオクリップが多かった聖子さんですが、この作品ではそういった安っぽさはあまり感じられず、それどころか、聖子さんの白い肌の美しさがこれほど綺麗に撮られたビデオクリップは過去にもあまりないのではないでしょうか。
近年の聖子さんのビデオクリップではおそらく最高の仕上がりです。
あとはとにかく売れてくれれば(笑)。
オリコンデイリーチャート(9月22日付け)では1位になっていますので期待したいですね。
『薔薇のように咲いて 桜のように散って』ミュージックビデオ(Short Ver.)
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プロフィール
HN:
マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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