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クライテリオン盤『影の軍隊』を少しづつ観ています。
本編は一度最後まで観ました。
現段階で気づいた点を挙げてみたいと思います。
まず、収録時間ですが、これまで観ていた東北新社盤DVDは137分ですが、今度のクライテリオン盤は145分です。
その8分の違いですが、これまで観たこともないシーンが収録されているという印象はほとんどありません。
照らし合わせたわけではありませんが、私見ですと、ジェルビエがパラシュート落下のために戦闘機に乗り込むシーンあたりが長く収録されている気がしました。
そして、気になる画質ですが、東北新社盤もクオリティは決して低くはないので、クライテリオン盤が目を見張るほど優れているという印象はありませんが(もちろん映像の質感は明らかに上です)、メルヴィル独特のブルー・トーンがここまで徹底した映画だったのかと改めて感じているところです。
この映画に関しては、ブルー・トーンというよりむしろ“グリーン・トーン”と言いたいほど緑掛かった映像美が印象的です。
また、音質の良さも明らかです。
ディスク2に収録された特典映像ですが、メルヴィル・ファンなら堪らないお宝の山です。
フランス公開時にテレビ放送された4分ほどの短い映像は、ドイツ軍凱旋門行進シーンをはじめとするいくつかのメイキング映像とメルヴィルの短いインタビューが観られます。
トレンチコート姿のメルヴィルがマイクを持って、行進シーンを演出しているシーンは夢のような映像で、ちょっと感動的ですね。
他の特典映像についてはまた今度。
あと、ブログのコメントとトラックバックを利用できるようにしましたので、よろしければご利用下さい。
お知らせし損ねていましたが、クライテリオン盤DVD『影の軍隊』が一週間ほど前に届きました。
このところ仕事が忙しいのと、ちょっと体調を崩していたので、本編をゆっくり観る時間がないのですが、今のところ特典映像をちょこちょこと観ています。
内容については、またおいおい紹介していく予定です。
今回は、以前紹介した『サムライ』『影の軍隊』に続いて、『仁義』の海外盤DVDの比較サイト(DVDBeaver)を紹介します。
http://www.dvdbeaver.com/film/DVDCompare2/cerclerouge/cerclerouge3.html
仏盤(Studio Canal)、米クライテリオン盤、英BFI盤の3つが画像付きで比較されています。
ちなみに、私はこの中ではクライテリオン盤しか所有しておりません。
このサイトのコメントにも書かれていますが、画像を一見して分かるのがクライテリオン盤の色の濃さです。
クライテリオン盤だけ観ていますと分からないことですので、これはちょっとショックでした。
コメントでもBFI盤の評価が高いようです。
それにしても、日本盤など比較対象にすらならないのでしょうね・・・。
http://youtube.com/watch?v=r-PrgPqAs_M
珍しく口ひげをたくわえたドロンがインタビュアーの質問に上機嫌で答えていますが、英語字幕付きなので、内容もある程度は理解できます。
公開2日前?にもかかわらず、ポスターもクリップも用意していないという宣伝ぶり(?)に驚かされますが(笑)、「『サムライ』とはどういう作品か?」という質問に、「芸術作品だ」と語るドロンが印象的です。
特にインタビューの後半は、ドロンのメルヴィルに対する賛辞の山と言ってよく、『サムライ』がドロンにとってもいかに満足のゆく仕事であったかがよく理解できます。
前回ご紹介した『サムライ』に続いて、今回は『影の軍隊』の海外盤DVDの比較ページを紹介します。(英語)
http://www.dvdbeaver.com/film2/DVDreviews26/army_in_the_shadows.htm
今回は英BFI盤と発売されたばかりの米クライテリオン盤が比較されています。
コメントを読む限り、双方に大きな相違はないようでですが、若干クライテリオン盤に軍配を上げている様子です。
やはり、ここでもそれぞれの映像が画像によって比べられていますが、素人目ではほとんど違いは分かりません。
このページを読む限り、BFI盤の評価も大変高く、できたらこれも欲しいですね(笑)。
クライテリオン盤の到着がまだなので、この目で確認したい気持ちが募る一方ですが、届きましたら、いずれ日本盤(東北新社盤)との比較もしてみたいと思います。
また、このページを見る限り、特典映像ではシャンゼリゼでのドイツ軍行進シーンでのメルヴィルの様子も観られるようです。
これは本当に楽しみですね。
先日『サムライ』クライテリオン盤をHPにて紹介したばかりですが、その『サムライ』クライテリオン盤とRENE CHATEAU VIDEO盤の比較検証をしたDVDBeaverという海外のサイトを紹介します。
http://www.dvdbeaver.com/film/DVDReview/lesamourai.htm
全く同じ映像を画像にて比較検討できますので、その違いがよく分かります。
やはりRENE CHATEAU盤は明るく、クライテリオン盤は暗い印象です。(あくまで相対的にですが)
コメントにて、双方の長所短所が紹介されているのも参考になりますし、各国のポスターがズラリと紹介されているのも貴重かと思われます。
このサイトでは『影の軍隊』、『仁義』も同じようにDVDが検証されていますので、また追って紹介していきたいと思います。
米Amazonに予約注文した『影の軍隊』(クライテリオン盤)はまだ届きません。
おそらく船便で届くので、時間がかかっているのでしょう。
その代わりといってはなんですが、前々から注文していた『リスボン特急』のDVD(Anchor Bay盤)が届きました。
http://www.fantasium.com/detail.phtml?ID=FOR7349&PHPSESSID=0cc51bfa4bc87b7449e22a56c2c6ec55
届いた時にはてっきり『影の軍隊』が届いたのかと思ったのですが(笑)、『リスボン特急』のDVDを入手したのは初めてなので、これはこれで楽しみです。
またいずれHPで取り上げたいと思います。
ところで、「NEW YORK MOVIES」のサイトで紹介されている『影の軍隊』の記事です。
http://nymag.com/movies/dvdfilter/31525/
『クイーン』と比較されているのがちょっと可笑しいです(笑)。
より高く評価されているのは嬉しいのですが。
記事の最後には、ルイ・ノゲイラの「サムライ」に収録されているものと同じメルヴィル監督の言葉が紹介されています。
クライテリオン盤DVDの詳細に関しては、こちらを。
http://www.criterion.com/asp/release.asp?id=385
文字化けする場合は「表示→エンコード→西ヨーロッパ言語」で正しく表示されます。
現在発売されている雑誌「フィガロ・ジャポン」(5月20日号)は“フランス映画が教えてくれたこと”と題するフランス映画の特集号となっています。
http://madamefigarojapon.hankyu-com.co.jp/
昨今のフランス映画よりもむしろ昔の映画を愛する者にとってとりわけ気になるのが、とじ込み付録“フランス映画ベストコレクション100”です。
フランス映画の古今の名作が、さまざまなキーワードに分かれて著名人によってセレクトされていますが、この中の“レジスタンス”の項目にメルヴィルの『影の軍隊』が藤原敏史氏によって選出され紹介されています。
このような映画特集は枚挙にいとまがないほど世にたくさんありますが、フィガロ・ジャポンに限らず、同じような映画の特集号にメルヴィル作品が取り上げられることは滅多にないので、一ファンとして今回の記事は嬉しかったです。(本音を言えば『サムライ』あたり、どなたかに選んで欲しかったですが・・・)
ところで、フィガロ・ジャポンは本屋さんでは女性雑誌のコーナーに置いてあるので、男性の私が店頭で立ち読みするのはちょっと勇気が入りますが、よく行く喫茶店に置いてあるので、以前から密かに愛読しています(笑)。
今号は中吊りを見て以来、ずっと内容が気になっていたのですが、確認したのはつい最近でした。
この雑誌は月2度発行のため、5月19日には新号が発行されますので、今号を本屋さんでご覧になるにはお早めに。
もっとも、この雑誌は大きい本屋さんではバックナンバーが置いてある場合がありますけど。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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