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遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
年が明けても忙しさは変わらず、全然更新できそうにありませんので、とりあえずご挨拶だけでもと思って書き込みます。
更新する気は充分あるのですが、家にいる間は双子の育児にかかりきりで満足にネットをする時間すらありません。
それに加えて舞台の仕事も現在なかなか大変な状況で、映画(DVD)を観る時間も皆無です。
このような状態ですので、これまでのような更新はできそうもありません。
これまでもどちらかというと長期出張で家を空けている時の方が映画を観る時間も取れ、更新頻度が高かったので、今後そういう状況になれば更新頻度も上がるかもしれませんが、このところあえて出張の仕事を入れないようにしていますので、この点もどうなりますか…。
ただ、メルヴィル作品や映画一般に対する情熱が失われたわけでは決してないので、その点はご心配なく。
これからも折を見てメルヴィル映画の情報を発信してゆきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
このところ多忙を極めており、その感想についてはまた日を改めて書くつもりです。
現在、絶賛開催中の特集上映『コードネームはメルヴィル』。
その第2部、東京・日仏学院での上映も残すところあと19日のみ。
ところが、この私、恥ずかしながら日仏ではまだ一本も映画を観ていません。
これはもうファン失格と言われても仕方ありませんね。
理由はいろいろありますが(だいたいご想像の通りです…)、後にも先にも一度あるか否かの回顧上映を見逃してしまったことに変わりはないわけで、なんとも申し開きようがありません。
レポ等期待してこのブログを覗いて下さっている皆様には心よりお詫び申し上げます。
コメント欄に12月19日11時からドキュメンタリー『コードネームはメルヴィル』が急遽再映されるとの情報を得ましたが、これも確実に行けるという保障はありません。
ある意味、この作品は監督作品以上にレアでしょうから、なんとか駆けつけたいところですが…。
また、これもHPのBBSにいただいた情報ですが、12月19日19時よりスネークプレビュー!と題して『日本初の本格的なジャン=ピエール・メルヴィル特集を締めくくるにふさわしい作品を上映』するそうです。
一体何が飛び出すのでしょうか…?
なんとなく想像はできますが…(もしや今回の特集上映で上映されなかった作品?)
ちなみにこちらは入場無料。
私はこれにも行けそうもないので、もし行かれた方がいらっしゃいましたら、レポ等いただければ助かります。
遅くなりましたが、11月29日に東京フィルメックス(会場:有楽町朝日ホール)で上映された『フェルショー家の長男』(62)について。
この日、国内未公開作『この手紙を読むときは』(53)も上映されましたが、残念ながら仕事の都合で観ることは叶いませんでした。
『この手紙を読むときは』は今度東京・日仏学院でも上映されますが(12月19日16:30~)、この日も都合悪いです…。
それはそうと、やはりこれまで日本未公開だった『フェルショー家の長男』がようやく日本でも公開されたわけです。
この作品も私は仏盤DVDで観ておりましたが、字幕が一切ありませんでしたので、あくまでも映像を観たというにすぎません。
よって、今回日本語字幕付きでこの作品を観て、初めてこの作品を観た、といってよいかと思います。
前回記事にした22日のトークショーでも既に指摘があったのですが、今回のプリントはお世辞にも良いものとはいえず、その点が残念でしたが、観ている間に不思議と気にならなくなりました。
それは、この作品が我々の想像以上に面白く、味わい深い作品だったからだと思います。
確かに地味な作品であることは確かですが、ストーリーも十分に面白かったですし、なによりジャン=ポール・ベルモンドが良かった!
私はこの作品が他のメルヴィル作品に劣らぬほど好きになりました。
この作品の上映がこれ一回キリというのはいかにも残念です。
さる11月22日に東京フィルメックス(会場:有楽町朝日ホール)で上映された『ギャング』(66)終了後、東京大学文学部の野崎歓准教授と市山尚三東京フィルメックスプログラム・ディレクターお二人による『メルヴィル映画の魅力』と題されたトークイベントがあり、私もお話を聞いてきました。
場所は小さい会議室みたいな所で、入場は無料だったせいか、イベントの会場は『ギャング』から流れてきたお客さんですぐに一杯に。
立ち見まで出ていました。
トークの内容はほとんどがフィルメックスのHPにも掲載されていますので、こちらを参照下さい。
ところで、お二人の話にたびたび出てくる『コードネームはメルヴィル』というドキュメンタリー映画ですが、今度日仏学院で上映されます。
日本語字幕付きですが、上映はこれ一回限り。
私は都合が悪いので行けません…またどこかでやってくれませんかねぇ…。
11月22日に東京フィルメックス(会場:有楽町朝日ホール)で上映されたジャン=ピエール・メルヴィル監督の『ギャング』(66)について。
この作品はレンタルビデオはありますが、国内DVD化もされておらず、こうしてスクリーンで観る機会も滅多にないので、今回は実に貴重な機会でした。
作品の素晴らしさは今更言うまでもありませんが…残念なことに今回は字幕にかなり問題がありました。
誤字脱字、人名表記の不徹底がところどころに目に付いた上、ポール・リッチとジョー・リッチ兄弟が、時に兄になったり弟になったり…どっちが兄でどっちが弟なんだよ!?とツッコミを入れたくなったのは私だけではないはず。(ちなみに原作ではジョーの方が兄、映画では常識的に考えてポールの方が兄でしょう)
他にも、プラチナ強盗の話をテオから持ちかけられたギュが仕事を受ける決断をするシーンでは字幕が(何度も観ている私にも)意味不明でした。
初めて観た方は何がなんだか分からなかったのではないでしょうか。
フィルメックスのパンフによれば、今回上映されたプリントは88年に『フィルム・ノワール映画祭』で『ギャング』が上映された際のプリントだそうで、今回特に手直し等もなく、そのまま上映してしまったものと思われます。
ちなみに、『ギャング』のVHSビデオ(東北新社)の字幕と今回のプリントの字幕はほぼ同一。
ただし、ビデオの方は誤字脱字、人名表記等もキチンと直してあります。
おそらくビデオの方が『フィルム・ノワール映画祭』よりも後に作られたのでしょう。
プリントの状態はまずまず。
これもCriterion盤DVDなどと比較すれば正直なところ、かなり不満はあります。
いつかはもっと状態の良いプリントで観たいものです。
それはそうと、広い客席は『モラン神父』の時以上に満杯に近く、ファンとしては嬉しかったですね。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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