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ロベール・アンリコ監督の『追想』を国内盤DVDで観た感想。

LE VIEUX FUSIL』(75年)
監督・原作:ロベール・アンリコ 
脚本:パスカル・ジャルダン 
撮影:エチエンヌ・ベッケル 
音楽:フランソワ・ド・ルーベ 
出演:フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー、ジャン・ブイーズ、マドレーヌ・オズレー

初見。
1944年のノルマンディー上陸作戦前後のフランスが舞台。
タイトルのロマンティックな印象とは裏腹、内容は強烈である。
町山智浩氏の傑作著書『トラウマ映画館』にも取り上げられているように、トラウマになってしまいそうなショッキングなシーンがあるので、万人に勧められる作品ではないかもしれないが、物凄い作品であることは間違いない。
それにしても、この作品におけるロミー・シュナイダーの美しさと輝きは尋常ではない。
それだけに、この作品の強烈さが引き立っていると言うべきだろう。
もちろんフィリップ・ノワレも素晴らしい。

結果的に天才作曲家フランソワ・ド・ルーベの遺作となってしまった作品だが、その音楽は一聴してすぐに彼の音楽だとわかる。
シンプル極まりないメロディだが、なんという情感のこもった響きなのであろうか。
ド・ルーベ・マジックとしか言いようがない。

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マサヤ
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男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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