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アラン・レネ監督の『二十四時間の情事』(『ヒロシマ・モナムール』)を国内盤DVD(ハピネット・ピクチャーズ)で観た感想。
『HIROSHIMA, MON AMOUR』(59年)
監督:アラン・レネ
脚本:マルグリット・デュラス
撮影:サッシャ・ヴィエルニ
音楽:ジョヴァンニ・フスコ、ジョルジュ・ドルリュー
出演:エマニュエル・リヴァ、岡田英次、ベルナール・フレッソン
再見。
何度見ても感慨深い映画。
マルグリット・デュラスによるオリジナル脚本だが、全体として決して理屈っぽい印象はない。
考えてみればずいぶん暗い映画なのだが、その暗さがかえって魅力的な、不思議な映画である。
主演のエマニュエル・リヴァ、岡田英次の二人に清潔感があるので救われる。
二人のイメージにもっとドロドロネチネチした感じがあったら陰気臭くて観てられなかったかもしれない。
58年当時の広島の夜の街の表情を切り取った後半の映像がすばらしい。
人気のない深夜のホテルをエマニュエル・リヴァが行ったり来たりするシーンであったり、カフェや駅のシーン(どちらもセットらしいが)での二人の会話、佇まいはなんともいえない詩情が溢れている。
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マサヤ
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フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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