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インフル休暇に観た映画、第3弾はミケンランジェロ・アントニオーニ監督の『砂丘』(70年)。
アントニオーニの主要作品はほとんど観ているが、これは若い頃一度観たきりで内容もよく憶えていない。
一般には、あのピンク・フロイドが音楽を担当していることでも有名な作品である。
もともと私はピンク・フロイドの大ファンということもあり、2009年にこの映画の国内盤DVDが出た時にはすぐさま購入したが、結局それからこれまで一度も観なかった。
理由はなんとなくつまらなそうだから(笑)。
しかし、今回観て、想像以上に面白い映画であることが分かった。
もっともピンク・フロイドの音楽はほとんど使われていない。
しかし、それはそれで気にならない。
出演者のほとんどが無名の俳優だが、彼らが想像以上に好演しているし、そのキャラクターもなかなか魅力的である。
舞台となった砂漠(映画の原題であるザブリスキー・ポイント)も印象的。
主演女優のダリア・ハルプリンはあのデニス・ホッパーと結婚していたことがあったという。
ところで、ピンク・フロイドといえば、メルヴィルの『影の軍隊』『仁義』の音楽を担当したエリック・ド・マルサンがメルヴィルとの会話の中でピンク・フロイドに言及したところ、『君はクレイジーだ!あんなのは音楽ではない!』とメルヴィルが怒ったというエピソードをどこかで読んだことがある。
ジャズ好きで有名であり、とりわけ自作の音楽にうるさかったメルヴィルだが、ロックについてどのような見識を持っていたかはほとんど知られていない。
しかし、ピンク・フロイド、とりわけその初期の音楽(アルバム『狂気』発表後約半年後にメルヴィルは亡くなっているが、おそらく聴いていないだろう)についてのこのような考え方には、メルヴィルの音楽に対するいかにも保守的な姿勢が現れていると言えるだろう。
それはそれでメルヴィルらしくて好きだが(笑)。
アントニオーニの主要作品はほとんど観ているが、これは若い頃一度観たきりで内容もよく憶えていない。
一般には、あのピンク・フロイドが音楽を担当していることでも有名な作品である。
もともと私はピンク・フロイドの大ファンということもあり、2009年にこの映画の国内盤DVDが出た時にはすぐさま購入したが、結局それからこれまで一度も観なかった。
理由はなんとなくつまらなそうだから(笑)。
しかし、今回観て、想像以上に面白い映画であることが分かった。
もっともピンク・フロイドの音楽はほとんど使われていない。
しかし、それはそれで気にならない。
出演者のほとんどが無名の俳優だが、彼らが想像以上に好演しているし、そのキャラクターもなかなか魅力的である。
舞台となった砂漠(映画の原題であるザブリスキー・ポイント)も印象的。
主演女優のダリア・ハルプリンはあのデニス・ホッパーと結婚していたことがあったという。
ところで、ピンク・フロイドといえば、メルヴィルの『影の軍隊』『仁義』の音楽を担当したエリック・ド・マルサンがメルヴィルとの会話の中でピンク・フロイドに言及したところ、『君はクレイジーだ!あんなのは音楽ではない!』とメルヴィルが怒ったというエピソードをどこかで読んだことがある。
ジャズ好きで有名であり、とりわけ自作の音楽にうるさかったメルヴィルだが、ロックについてどのような見識を持っていたかはほとんど知られていない。
しかし、ピンク・フロイド、とりわけその初期の音楽(アルバム『狂気』発表後約半年後にメルヴィルは亡くなっているが、おそらく聴いていないだろう)についてのこのような考え方には、メルヴィルの音楽に対するいかにも保守的な姿勢が現れていると言えるだろう。
それはそれでメルヴィルらしくて好きだが(笑)。
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
リンク、コメント、TB等はご自由にどうぞ。
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