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フランク・キャプラ監督の『狂乱のアメリカ』を国内盤DVD(フランク・キャプラ DVDコレクターズBOX)で観た感想。
『American Madness』(32年)
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
撮影:ジョセフ・ウォーカー
音楽:ミシャ・バカライニコフ
出演:ウォルター・ヒューストン、パット・オブライエン、ケイ・ジョンソン、ギャビン・ゴードン、コンスタンス・カミングス
初見。
これは間違いなく傑作。
知名度が高くないのが不思議なくらいである。
大恐慌時代の銀行を舞台に、コメディ要素、サスペンス要素、ラヴロマンス要素、社会情勢要素、キャプラ流ヒューマニズム要素等が混然一体となっており、それが見事にまとまっている。
32年というトーキー間もない時代にここまで完成度の高い作品を撮っていたことに驚かされる。
やはり、というか当然のことかもしれないが、フランク・キャプラ監督の手腕は並大抵のものではない。
主演のウォルター・ヒューストンが存在感、演技ともに素晴らしい。
言うまでもなく、あのジョン・ヒューストン監督の父君であり、どうしても『黄金』(48)のオヤジ的イメージが強いのだが、若い時はこんなにカッコ良かったとはね。
フランク・キャプラ監督の『或る夜の出来事』を国内盤DVDで観た感想。
『IT HAPPENED ONE NIGHT』(34年)
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
撮影:ジョセフ・ウォーカー
音楽:ルイス・シルヴァース
出演:クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール、ウォルター・コノリー、ロスコー・カーンズ、アラン・ヘイル、ウォード・ボンド
再見。
フランク・キャプラ監督の代表作の一つであるロードムーヴィー&ラヴコメ。
前回観たのは随分前のことですが、面白かったがそれほど好きな作品ではないという感じでした。(このニュアンスわかっていただけるでしょうか)
理由の一つは、おそらくクローデット・コルベールのメイクがあまりに古臭かったためだと思います。
今回はその点に関しては何の期待もないので、映画にすっと入れました。
そのせいか、前回以上に楽しめた気がします。
なんだかんだいって主演の二人の魅力に尽きるんですが、新聞社の編集長、クローデット・コルベールの父親など、脇役もいい味だしてますね。
フランク・キャプラ監督の『オペラハット』を国内盤DVDで観た感想。
『MR. DEEDS GOES TO TOWN』(36年)
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
撮影:ジョセフ・ウォーカー
音楽:ハワード・ジャクソン
出演:ゲイリー・クーパー、ジーン・アーサー、ジョージ・バンクロフト、ライオネル・スタンダー、ダグラス・ダンブリル、メイヨ・メソット、レイモンド・ウォルバーン
再見。
ずっと前から気になっていたフランク・キャプラDVDコレクターズBOXがアマゾンで50%オフだったので勇んで購入。
全9作品+ボーナスディスク1枚の10枚組。
単品では国内DVD化されていない作品も収録されているし、8作品がニューマスター使用だという。
個人的にキャプラ映画で一番好きな作品は『我が家の楽園』だが、9作品をどんな順番で観るかも楽しみ。
そんなこんなで、まず手始めに観たのは『オペラハット』。
キャプラ得意のロマンティック・コメディだが、当時の世相を反映した社会派的な要素も持っている点がこの監督らしい。
内容の面白さは今さら言うまでもないが、ゲーリー・クーパーの表情とか立ち振る舞いを観るだけでも価値のある作品だし、相手役に抜擢されたジーン・アーサーも文句なくいい。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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