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ジャック・ロジエのDVD‐BOXが10月29日に紀伊国屋書店から発売になります。

DVD3枚組の内容は長編の『オルエットの方へ』『メーヌ・オセアン』、短編の『ブルー・ジーンズ』『パパラッツィ』『バルドー・ゴダール』という5作品。
昨年ユーロスペースで公開された特集上映『ジャック・ロジエのヴァカンス』(公式サイト)から既に国内DVD化されている代表作『アデュー・フィリピーヌ』を除いたラインアップです。

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4月に渋谷シアター・イメージフォーラムで公開され、現在も全国で順次公開中のクロード・シャブロル監督『引き裂かれた女』ですが、9月24日に紀伊国屋レーベルからDVDが発売されることになりました。
映画の公式サイト

新宿K’s cinemaでは『ふたりのヌーヴェル・ヴァーグ』公開記念としてゴダールとトリュフォー監督特集が上映されます。(リンク

作品生誕50周年というゴダールの『女と男のいる舗道』を始め、ゴダールとトリュフォーの主に60年代の作品全13作品が公開されます。
ふたりのヌーヴェル・ヴァーグ ゴダールとトリュフォー』というジャン=リュック・ゴダールフランソワ・トリュフォーの関係を描いたドキュメンタリー映画(監督:エマニュエル・ローラン)がまもなく東京 K's cinema他で公開されます。(公式サイト

予告編です。
先日ロベール・アンリコ監督の『追想』DVD化のニュースをお知らせしましたが、amazonにもようやく商品情報がきました。
すでに何件かの熱いレビューが出ています。

frenchcinema.jpg銀座シャネル・ネクサスホールで「スタジオアルクールパリとフレンチシネマ」展が開催中です。(入場無料 7月18日まで)(リンク

思想家ロラン・バルトによれば「フランスにおいては、スタジオアルクールでポートレイトを撮影しないうちは、スターではない」そうで、今回の展覧会ではマレーネ・ディートリッヒ、ジョセフィン・ベーカー、ブリジット・バルドー、ジャン・マレー、アラン・ドロン、ジャンヌ・モロー、カトリーヌ・ドヌーヴ、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ヴァンサン・ペレーズ、ジャン・レノ、ソフィー・マルソー、マリオン・コティヤールといった多くのスターたちのポートレートが紹介されているとのことです。

なんといっても入場無料とのことなので時間があれば是非。

観てからちょっと時間が経ってしまったが、先日映画『ゲンスブールと女たち』をBunkamuraル・シネマで観てきた。(公式サイト

Gainsbourg, vie heroique』(2010年)
監督・脚本:ジョアン・スファール
撮影:ギョーム・シフマン
出演:エリック・エルモスニーノ、ルーシー・ゴードン、 レティシア・カスタ、ダグ・ジョーンズ

あのセルジュ・ゲンスブール伝記映画であり、私自身フランス本国公開の前から関心があった映画であるが、それはゲンスブール本人を始めとする有名人たち(ジュリエット・グレコ、ボリス・ヴィアン、フランス・ギャル、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン等々)を現代の俳優たちがどのように演じているかという、ある種の物まね芸に対する興味が強かったせいかもしれない。

実際、ストーリーは一応伝記だから想像したものと大きく変わらなかったのだが、登場人物が実物にかなり似ており、本人たちにイメージを置き換えるという余計な想像力を駆使せずに済んだという意味では概ね合格だったといえる。
ジュリエット・グレコ、ボリス・ヴィアン役の俳優は似ているという点では今一つだが(グレコ役は先日観たシャブロル監督『甘い罠』のアナ・ムグラリス)、なんといっても、ゲンスブール役のエリック・エルモスニーノがびっくりするほどゲンスブールの形振りの癖をよく取っていて観る者を楽しませてくれたのが第一。

ただ、全編で登場するゲンスブールの分身のような奇妙なキャラクター、これは個人的には余計だった。
監督自身が漫画家であり、そこがこの映画の個性といってしまえばそうなのだろうが…。

また、肝心のゲンスブールの音楽の魅力がこの映画を通して観る者に十分に伝わるかといえば、必ずしもそうとは言いきれない気がした。
取り上げられている楽曲の使い方や数もどこか中途半端だし、あの個性的なヴォーカル・スタイルや圧倒的なまでの音楽の才能、センスといったゲンスブール独特の音楽スタイルがどのように世間に受け入れられて成功に至ったのかという点をもう少し丁寧に描いて欲しかった気がする。

その点が丁寧に描かれていれば結果的にゲンスブールがさまざまな女性たちを虜にした理由がより明瞭になったのではないだろうか。
もっとも、そういった点はフランス本国では言わずもがなということで端折られたのかもしれない。

クロード・シャブロル監督がレコード会社の製作者?役でちょっとだけ登場したのがサプライズとして嬉しかった。

ちなみに、ゲンスブールの音楽の魅力、ビジュアルや人となりを味わうには、最近再発された二種のDVDがその音楽活動をほぼ網羅しており、やはり最高だ。
例のオークションのシーンなど、映画と全く同じような映像もあって楽しめる。

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テンプレ作った人:おみそ
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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