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成瀬巳喜男監督の『』をスクリーン(神保町シアター)で観た感想。

『妻』(53年)
監督:成瀬巳喜男  
原作:林芙美子 
脚本:井手俊郎 
撮影:玉井正夫 
音楽:斎藤一郎 
出演:上原謙、高峰三枝子、丹阿弥谷津子、高杉早苗、中北千枝子、三国連太郎

 
初見。
林芙美子原作。
めし』を思わせるような夫婦の物語であるが、こちらはかなり辛辣かつユーモラス。
内容的にはかなり地味で、名作とか傑作とかいうような作品ではないが、内容は普通に面白い。
主演の二人はもちろん、丹阿弥谷津子、高杉早苗、中北千枝子、三国連太郎といった俳優陣も皆持ち味を発揮している。

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仏アマゾンのこのページを見る限り、フランスでは12月11日に『サムライ』のブルーレイがDVDとセットで限定盤として発売されるようです。

どうせ買うならユーロ安の今が断然お得ですが、ブルーレイとはいわず、DVDでもいいので、国内盤もなんとかしてほしいですね。
もういい加減待ちくたびれましたよ。

先日新宿の紀伊国屋書店DVDアイランド)を久々に覗いてきましたら、新たに40%オフのDVDが追加になっていました。
すでに店頭から消えてしまったものもあるようで、とてもすべてを確認することはできませんでしたが、今回加わったもので、特に気になったのは次のDVD。

ロベール・ブレッソンBOX全2巻
エリック・ロメールBOX全6巻
ジャン・ルノワールBOX全3巻
ルネ・クレールBOX全2巻
ミケランジェロ・アントニオーニ『情事』
アラン・ドロン関連(『危険がいっぱい』『テキサス』『ビッグ・ガン』『ショック療法』『暗黒街のふたり』)
ルイス・ブニュエルBOX全6巻
ルネ・クレマンの70年代作品(『雨の訪問者』『狼は天使の匂い』『パリは霧にぬれて』)
ルイ・マル関連(『死刑台のエレベーター』『地下鉄のザジ』『五月のミル』『さよなら子供たち』)


ルノワールやクレール、ロメールなどはこれまでも40%オフで出ていたことはありますが、なんといってもブレッソンや『情事』、そして、ルネ・クレマンの70年代作品などが40%オフのラインアップに加わったことには驚愕。

私はとりあえずロメール、ルノワール、ブレッソンのボックス、『情事』、クレマンのものなどはほとんど所有しているので、今回は『死刑台のエレベーター』『さよなら子供たち』の2枚を購入しました。

マルタ・アルゲリッチ 子供と魔法』(オリヴィエ・ベラミー著、 藤本優子訳、音楽之友社刊)なるマルタ・アルゲリッチの伝記本を読了。
私は彼女のファンというほどでもないのだが、彼女の人生に対する興味からこの本を読んでみた。
本の内容はすこぶる面白い。
グルダやミケランジェリを始めとする他のピアニストたちとの交流関係を知ることができるのがなんといっても興味深い。
もちろん恋愛関係も・・・。
日本語訳も大変読みやすかった。

ところで、実はもう20年近くアルゲリッチのピアノは聴いていない。(CDですら!)
彼女は毎年のように来日しているが、いまだに生でも一度もない。
CDラックの中を探せば、彼女のシューマンのCD(『子供の情景』『クライスレリアーナ』)はまだあると思うが、実際、この本を読んでいる間も彼女のピアノを聴きたいという欲求を不思議と感じなかった。
たいてい、こういった本を読むとその音楽に触れたくなるものなのだが。
その主な理由は彼女のレパートリーが私の音楽趣向と必ずしも一致しないせいだろう。

個人的にアルゲリッチといえば、どうしてもコンドラシンと組んだチャイコフスキーのコンチェルトが最も印象深いのだが、昨今は輸入盤で彼女の過去の録音が昔では考えられないほど安く出ているから何か聴いてみるとするか。


ロベール・アンリコ監督の『追想』を国内盤DVDで観た感想。

LE VIEUX FUSIL』(75年)
監督・原作:ロベール・アンリコ 
脚本:パスカル・ジャルダン 
撮影:エチエンヌ・ベッケル 
音楽:フランソワ・ド・ルーベ 
出演:フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー、ジャン・ブイーズ、マドレーヌ・オズレー

初見。
1944年のノルマンディー上陸作戦前後のフランスが舞台。
タイトルのロマンティックな印象とは裏腹、内容は強烈である。
町山智浩氏の傑作著書『トラウマ映画館』にも取り上げられているように、トラウマになってしまいそうなショッキングなシーンがあるので、万人に勧められる作品ではないかもしれないが、物凄い作品であることは間違いない。
それにしても、この作品におけるロミー・シュナイダーの美しさと輝きは尋常ではない。
それだけに、この作品の強烈さが引き立っていると言うべきだろう。
もちろんフィリップ・ノワレも素晴らしい。

結果的に天才作曲家フランソワ・ド・ルーベの遺作となってしまった作品だが、その音楽は一聴してすぐに彼の音楽だとわかる。
シンプル極まりないメロディだが、なんという情感のこもった響きなのであろうか。
ド・ルーベ・マジックとしか言いようがない。

B.B.の全てが分かる完全スタイル・フォトブック"(宣伝文句より)
本屋で見ましたが、たくさんの写真が収録されており、大変魅力的な本でした。
べべファンは必見でしょう。

自分でも忘れていたこの企画(?)。
シルヴィ・バルタンは最近全然聴いていないが、彼女の歌ではこれが一番好きだ。



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マサヤ
性別:
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趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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