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ステレオサウンドに予約していた松田聖子SACDNorth Wind』、『Silhouette~シルエット~』の2枚が届き、さっそく聴いた。


昨年秋、ステレオサウンドから松田聖子の80年代のアルバム6枚がSACD化された。
昨年発売された分は私は運良くすべて買い揃えたが、現在は完売。

今回は、これまでSACD化されていなかった80年代のアルバム6枚が順々に2枚ずつSACD化されることになり、今回まず『North Wind』、『Silhouette~シルエット~』の2枚が発売されたという次第。

とにかく、若い頃の聖子さんの歌声を良い音質で聴く喜び、これは他の何物にも代えがたい。
昨年、SACDでアルバム『Candy』の1曲目『星空のドライブ』を耳にした瞬間、鮮かな音質で再現された聖子さんの音楽の魅力にノックアウトされ、涙した。
このSACDシリーズが”私の聖子リバイバル”に大きな役割を果たしたことは確かである。

実際のところ、私にはSACDを再生する機材はなく、日頃それほどオーディオにこだわっているわけではない。
聖子さんのSACDはハイブリッド仕様なので私はCD層の音で楽しんでいるのだが、それでもこれまで発売されていた他のCDに比べると音質の違いは歴然である。

もちろん、聖子さんのアルバムは今やハイレゾでも聴くことができるようになっている。
しかし、配信で音楽を聴く習慣のない私のような古いタイプの人間には、CDとかレコードといった、形となったソフトの方がどうしても馴染みがある。

ちなみに今回発売された『North Wind』(80年)と『Silhouette~シルエット~』(81年)はそれぞれ聖子さんのセカンドアルバム、サードアルバムにあたる。
ジャケットの”聖子ちゃんカット”でも分かるように、デビュー当時の聖子さんのはち切れんばかりの若々しい歌声が記録された奇跡のようなアルバムである。

二つのアルバムとも内容の素晴らしさは今さら言うまでもない。
既にSACD化されたファーストアルバム『SQUALL』と同様、初期にもかかわらず楽曲のレベルの高さには驚くばかり。
アレンジ一つ取っても、よくぞここまで!と驚くほどよく作りこまれており、本当に宝物のようなアルバムである。

今回聴いてみて、個人的に『Silhouette』の良さに改めて感動させられた。
正直言って、これまで私の中では『Silhouette』は他のアルバムに比べると若干評価が低かった。
しかし、今回SACDで聴き直してみて、それは間違いだったことに気づいた。
楽曲も『SQUALL』、『North Wind』に全く劣らない出来栄えであるが、なにより聖子さんのヴォーカルが最高なのだ。

まだ殺人スケジュールで喉を壊す前の自信に溢れたはつらつとした歌声は正に圧巻。
それに加え、デビュー時より更に進化した表現力が相まって、えにも言われぬ耳の快感が味わえる。

殺人スケジュールの影響でこの後すぐ聖子さんの声は大きく変化する。
もちろん、”キャンディ・ボイス”に変化した後の聖子さんの声も好きだが、本当に凄かった頃のヴォーカルが聴けるのはこの『Silhouette』までである。
それを思うと、尚一層この二つのアルバムに対する愛おしさが増すのだ。

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(8月21日現在)

川本三郎氏の新刊本『サスペンス映画 ここにあり』が発売になりました。

サスペンス映画、というタイトルですが、主に40年代から60年代までのフィルム・ノワールか、それに近い作品が数多く取り上げられています。(取り上げられている作品に関してはアマゾンのリンク先参照)
ノワール・ファンにとってはまさに待望の本と言えるでしょう。

ミシェル・ルグランの自伝本『ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ』が先日発売になりました。

購入したばかりでまだ読んでいませんが、かなり面白そうな本です!
ざっと見た感じではメルヴィルの『仁義』を降板した件については触れられていない模様・・・。

へヴィ・メタルの雄アイアン・メイデン9月にニューアルバムを発表するという。
タイトルは『The Book Of Souls』、バンド初のダブル・アルバムになるという。

このブログではほとんど(全く?)触れた記憶がないが、実は私は30年来のメイデン・ファンである。
ベスト盤やライヴ盤は別として、ことオリジナル・アルバムに関しては83年発表の『頭脳改革』以降、ずっと発売直後に購入し続けている。
つまり、30年以上ずっとファンで居続けたということだ。
こんなアーティストは他にはおらず、聖子さんだろうが、ディランだろうが、これには敵わない。

私の長年の習慣として、メイデンのニューアルバムが発売になると、何度も何度もひたすらそれを聴き続ける。
ヘビーローテーションどころの話ではない。
ほとんどそれしか聴かないのだ。
そして、とことん味わい尽くすまで聴いた後は何事もなかったかのように全く聴かなくなる・・・ここ20年くらいはずっとそんな感じだ(笑)。

前作『ファイナル・フロンティア』発表後は、もうメイデンのニューアルバムは出ないのではないかと覚悟していたし、ヴォーカルのブルース・ディッキンソンの癌のニュースにも心配させられたが、まさかここに到ってダブルアルバムで来るとは恐れ入った。
内容はだいたい想像がつくが(笑)、今度はどれだけの衝撃を与えてくれるのか大いに楽しみである。

ちなみに、ワールドツアーは2016年に予定されているという。
私が体験したメイデンのライヴは『ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記』発表後の2006年の来日公演(武道館、国際フォーラム)が最後だが、できることなら来年にはあの圧倒的なパフォーマンスを再び味わいたいものである。

ゴダールが商業映画と絶縁し、政治映画を撮っていた時代(69~72年)の作品を収録した『ジャン=リュック・ゴダール+ジガ・ヴェルトフ集団 Blu-ray BOX deux』が10月30日に発売されます。(DVDも同時発売)

収録作品は『ブリティッシュ・サウンズ』(69)、『プラウダ(真実)』(69)、『イタリアにおける闘争』(70)、『ジェーンへの手紙』(72)の4作品で、いずれも日本でのソフト化は初。
もちろん私も未見のものばかりです。
この時代のものもソフト化されるとはゴダールはやはり日本で人気あるんですね。

クロード・シャブロル監督の『嘘の心』(99年)を国内盤DVDで観た感想。

久しぶりのシャブロル映画は、やっぱりシャブロルと言いたくなるようなヘンな映画であった。
決して退屈な映画ではないし、映像はさすがに魅力的。
しかし、悪く言えばかなり中途半端で、その半端加減がシャブロルらしいのかもしれない。

画家役のジャック・カンブランほか俳優陣は皆好演だが、妻役のサンドリーヌ・ボネールの演じた役柄がどう理解すればよいのか一番よく分からなかった。

脇役にビュル・オジエが出ていて、それなりに見せ場(というほどのものでもないが)があるのが嬉しい。

DVD(廃盤)の画質は良。

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テンプレ作った人:おみそ
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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