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パリ旅行9日目。

この日も休演日ということもあり、いろいろと行きたいところが目白押しでした。
それにしても、この日は天気が良く、ビックリするほど暑かった。

DSC01672.JPGまずはペール・ラシェーズ墓地です。
パリ東の20区にあるパリ市内では最大の墓地となります。
それだけに、ショパン、エディット・ピアフ、バルザック、オスカー・ワイルド、プルースト、マリア・カラス、ジム・モリソンなど多くの著名人が眠っている墓地として有名です。
今回の私の目的は、イヴ・モンタン、シモーヌ・シニョレ夫妻のお墓に詣でることでした。
いうまでもなく、モンタンは『仁義』、シニョレは『影の軍隊』と、メルヴィル作品にも出演しています。
ガイドブックによりますと、二人は同じお墓に入っているとのことです。

ここの墓地もモンマルトルと同様に中に入りますと簡単な地図があり、著名人のお墓がどこにあるか分かるようになっています。
しかし、あまりに広く、また、道も斜めに通っているところが多く、二人の墓を見つけ出すのは簡単ではありませんでした。
メルヴィルのお墓のあるパンタン墓地と比べますと、参拝者の数も多いのですが、ここはなぜか虫の数が多く、しかもなだらかな坂のようになっており、その石畳は歩くだけで骨が折れます。
しかも、お二人の墓は入口からかなり遠くの方にありました。
DSC01670.JPG
探し始めて20分後ぐらいでしょうか。
ようやく見つけ出すことができました。
さすがにお二人の人気を反映してか、お墓の上の供え物も華やかな印象です。(ちなみに、真ん中あたりにあるオレンジ色のバラは私が供えたものですが)
このお墓の前では誰もが足を止めていました。

この夫婦はモンタンの浮気やらいろいろあったらしいのですし、また、シニョレが亡くなった後、モンタンは若い女性と再婚していますが、結局こうして一緒に眠っているのを見て、私も心なしか安心いたしました。

ところで、有名人の多く眠っている墓地ですから、他にもできれば廻りたかったのですが、石畳の上はなかなか歩くのが大変であり、また、この後、オランジュリー美術館に行く予定もあったものですから、失礼しました。
この後、他に詣でたお墓は作家のマルセル・プルーストだけでした。
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マサヤ
性別:
男性
趣味:
フランス映画、ジャズ
自己紹介:
フランスの映画監督ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品のファンサイト附属のブログです。
メルヴィルを始め、往年のフランス映画やアメリカのフィルム・ノワールのほか、JAZZ、松田聖子など好きな音楽についても綴っています。
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